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【おやじ酒場】富士山のような盛り、特製ソースの「ジュージュー焼きそば」 浅草橋駅「ポアル館」

 変貌を遂げる秋葉原駅のお隣は浅草橋駅。隅田川と神田川に挟まれた問屋の街には下町情緒があふれ、昭和の雰囲気が残されている。昔ながらの商店街の片隅にモダンな居酒屋がたたずんでいた。

 駅西口改札を出て南側、線路沿いの商店街を東口に向かってすぐの路地。緑色の幟(のぼり)がゆらゆらゆら、明るく照らされる「居酒屋 POELE館」の看板。2階でレトロな扉がお出迎えだ。

 店内正面は厨房(ちゅうぼう)。マスターの遠嶋政博さんが気迫あふれる感じでフライパンをふるっている。懐かしい洋食屋さんの雰囲気を漂わせた広々とした空間。奥の大きな窓に面してカウンター席が数席、店内を囲むベンチシートに合わせ大小テーブルが並び30人は入れそう。

 厨房に近い席に案内されて座らせていただき「生ビール」(中500円)をグイっと。こころを解きほぐすときだ。とりあえずは「ポテトサラダ」(380円)。手作りのやさしい味でリピーター率NO・1のアテだという。

 遠嶋さんは旅客船のコックだったが、40年前にこの地で店を開いた。「フランス語でフライパンを意味するポア(ワ)ルから『ポアル館』。お客さまにいっぱい食べてほしいという気持ちで料理を提供しています」と遠嶋さん。

 豊富なメニューに目移りしていると「千住の魚河岸(足立市場)で仕入れた鮪の頭部のすぐ後ろの部分の『生まぐろ刺身』(680円)はいかがですか」と遠嶋さんのオススメをいただきましょう。脂がのって、口どけも滑らか。トロの甘みと赤身のうま味のいいとこ取り。『マグロのあごオーブン焼き』(650円)もお願い。ニンニクの風味がほどよく効いてビールも進みます。

 お品書きのイラストに誘われて「ジュージュー焼きそば」(800円)も。登場したのは、富士山のように麺が盛られた鉄板プレート。特製ソースをかけるとジュ~っと煙が…。酒の差し替えは「八海山 特別本醸造(新潟)」(800円)。やわらかい口当たりで何杯も盃が重ねられそうだ。

 駅は近いし、最終まで、もう1杯いこうじゃないか!

 ほろ酔い予算2000円~

 ■東京都台東区浅草橋1の12の8。03・3864・6996。営業11~14・30、17~23・30。日祝休

 ■高山和久 昭和の時代濃い酒場、うじうじと長っ尻できる居酒屋をこよなく愛す。お笑い系芸人を取材した後、今宵も東西南北の街でチョイと一杯、はしご酒~。

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