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【板倉あつし 菜湯紀】乳頭温泉郷鶴の湯温泉「鶴の湯」と名物「山の芋鍋」 秋田県仙北市

 秋田県仙北市乳頭温泉郷鶴の湯温泉「鶴の湯」は、寛永15年(1638年)に2代目秋田藩主佐竹義隆が湯治に訪れた記録がある当地の中で最も古い湯治宿。

 敷地内に泉質の異なる4つの源泉が湧き、それぞれの源泉名は混浴露天風呂・鶴の湯(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、白湯(含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、黒湯(含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、中の湯(含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)。

 茅葺(かやぶ)き屋根の本陣は、殿様の警護の武士が詰めた建物で、国の有形登録文化財指定を受けていて宿泊ができる。

 名物の山の芋をすりおろして作る「山の芋鍋」、味噌仕立ての焼きイワナ、いぶりがっこ(タクアンの薫製)などを、囲炉裏(いろり)端で、800年の歴史を誇る「川連塗り」の漆器で提供。

 朝食も劣らぬ佳味づくしで、イワナの甘露煮、ワラビ、ぜんまい、とんぶり納豆と、飯との相性も抜群。極上の湯と名物食で文化財の部屋に泊まれるのだから、予約が取りづらいのは必然だ。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■乳頭温泉郷鶴の湯温泉「鶴の湯」 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50。0187・46・2139。(本陣)平日1泊2食2人1室1万2250円から。詳細はHPで。

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