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【雇用延長時代を生きる健康術】“健康資産”を蓄えるための「片脚スクワット」 (1/2ページ)

 今年3月、厚労省の有識者研究会の報告で、2040年までに3年以上健康寿命を延ばす目標が示された。健康寿命とは、日常生活に制限のない期間のことで、16年の健康寿命推定値は男性で約72歳、女性で約75歳。平均寿命と比べて男性で約9年、女性で約12年短く、介護や寝た切りなどの期間が長いことを示す。「要介護」にならないことが、長く働くには不可欠だ。

 「要介護の原因は、認知症、脳卒中、高齢による衰弱ですが、要支援は関節疾患が多い。ロコモティブシンドローム(運動器症候群、以下ロコモ)や認知症、脳卒中にも関わる心血管病などを退けなければなりません。人は誰でも老いますが、ご自身の体に『健康資産』をいかに蓄えるか。それが重要な時代になっています」

 こう話すのは、東京医科大学病院トータルヘルスケアセンターの山科章センター長。心臓病の診断・治療のエキスパートで予防医学にも力を注ぎ、今年7月、トータルヘルスケアセンターを開設し「人生100年時代」をサポートしている。

 「健康資産」とは予備能力のこと。老化で骨や筋肉などは弱くなるものの、実年齢よりも丈夫ならば、当然、老化に抗うことは可能だ。たとえば、山科医師は67歳だが、トータルヘルスケアセンター実施の「ロコモ健診」の結果で、左足の下肢筋力年齢はなんと「20歳」、右足は「32歳」。標準よりも下肢筋力は「強い」との評価を得ている。

 「ゴルフをしていると、加齢とともに飛距離が落ちて体力の低下を痛感します。それで筋トレなどに励むわけです。運動習慣を持っていないと老いに気づかずに放置してしまうことがある。改善することが大切です」

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