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【ベストセラー健康法】“意識高い系”の「ニセ医学」に気をつけよう! インスタント食品は食べない…「ハマり度チェック」も (1/2ページ)

 コラーゲンを食べたり飲んだりすると肌がプルプルになる、合成添加物なんて毒みたいなもの、ステロイドを使うなんて信じられない…。そんなことを口にする人は少なくない。信じ込んでいるだけに、熱く語り込んでくる。しかし、よく聞いてみると、そこに医学的な根拠はない。あなたの周りにもそんな「ニセ医学」の伝道者がいる!

 現代医学に限界があるのは事実だ。治せない病気もあれば、救えない命もある。しかし、科学的に根拠のあるアプローチに対して、少なくとも日本では「保険診療」という枠組みが用意されている。まずはそれを受けるべきだし、そうするほうが安心なはず。

 しかし、世の中には医学を嫌い、科学的根拠のない民間療法や怪しげな健康法に走る人たちがいる。今回紹介するのは、『“意識高い系”がハマる「ニセ医学」が危ない!』(育鵬社刊)。著者で、東京都目黒区にある五本木クリニック院長の桑満おさむ医師は、“ニセ医学”を信じるのは個人の勝手なので、それをどうこう言うつもりはない、という立場。

 ただ、“ニセ医学”を妄信するあまり、科学的根拠のある正当な医学を拒絶し、自分だけでなく家族や周囲の人たちをも危険に晒そうとすることに危機感を持ち、本書を著したのだ。

 冒頭に挙げた「コラーゲン」などは、毒にも薬にもならないだけ可愛いものだが、ワクチンや予防接種などは歴とした医療行為であり、これを正しい知識も持たずに頭から否定したり、周囲を巻き込むのは危険だ。感染の温床を作り出す危険性もあることを考えると、あまりにも無責任な行為といえよう。

 もちろん、ワクチンや予防接種にはリスクがある。しかし、その原因解明とリスク回避に向けた改良が繰り返されている中で、過去の情報をことさら強調したり、その後否定された説などを都合よく解釈してSNSなどで拡散する人たちがいることを、著者は嘆く。

 〈すでに『ニセ医学』を信じている人は、何を言ってももう聞いてもらえないかもしれません。人は一度信じたものは(中略)正しい情報で否定されても手放そうとしないからです〉と著書で説く。ニセ医学にハマるのはとくに、“意識高い系”の人に多いという。

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