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【人とペットの赤い糸】気をつけたいペットの「異物誤飲」 嘔吐や下痢、食欲不振などの症状を起こすケースも (1/2ページ)

 赤ちゃんや幼児が家にあるさまざまな物を口に入れてしまうので、親や家族は注意が必要だが、一緒に暮らす大切なパートナーであるペットも同様だ。ペットたちも人の目が届かないうちに、いろいろな物を食べてしまう。家の中にはペットが食べると危険な物がたくさんある。

 食べてはいけない物を食べてしまうことを異物誤飲という。好奇心旺盛な子犬や子猫に多いが成犬や成猫、高齢犬や高齢猫にも時にはみられる。

 アイペット損害保険会社の昨年12月の調査によると、飼育している犬が異物誤飲をしてしまったことが「ある」と回答した飼い主は60・3%にも上った。

 異物によっては、ペットが吐き出すことができなかったり、便として出てこなかったりする場合がある。大きさや形状によって、体内に留まることがあり、飼い主が誤飲に気づかないケースが多い。主な症状として嘔吐(おうと)や下痢、元気がなくなる、吐血、食欲不振、咳き込むなどを起こす場合がある。

 挿絵にあるストッキング▽くつ下▽またたびの実▽梅干しなどの種▽骨▽つまようじ▽竹串▽ゴム▽毛糸▽つり針▽調味料のフタ▽タオル▽石▽アイスクリームのヘラ-は実際に横浜のある動物病院で、食道、胃や腸の中で発見された物だ。ゴムといっても注意が必要。色とりどりのゴムが、ぐるぐるにからまって胃や十二指腸から出てきたケースもある。

 竹串の誤飲は異物の中でも多く認められ、先端がとがっているため、消化管穿孔(せんこう)などを起こしたり、食道に穴をあけ、生命にかかわる恐れがある。また、球状や立体などの異物は腸の中で詰まりやすく、腸閉塞(へいそく)を起こし生命のリスクにつながる。異物誤飲と分かったり、その恐れがあると判断した場合は、飼い主が吐かせることは難しいので、すぐに動物病院での診察を受けることが大切だ。

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