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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】古強者VS新参者…新型コロナは人類と共存するようになる!? (1/2ページ)

 ウイルスや細菌との闘いは、この世に人類が誕生した瞬間から始まっています。ごく最近になって地球に登場した人類など、何十億年も生き抜いてきた進化の古強者であるウイルスからみると新参者にすぎません。

 進化の古強者であるウイルスや細菌と新参者にすぎない人類との闘いはスケールの大きなドラマです。地球上のあらゆる生物と闘っていたウイルスにとって、人類の誕生は単に攻撃する生物が1つ増えただけにすぎません。

 実際に18世紀まではウイルスや細菌の圧倒的な勝利が続きました。ペスト、天然痘、コレラ、結核といった病原体によって奪われた命は何十億という数字になるでしょう。どんなに殺されても人類はほとんど抵抗できなかったのです。

 このように手をこまねいていることしかできなかった人類が、初めて手にした武器はジェンナーの種痘でした。それから200年、いまではほとんどのウイルスや細菌は人類の敵でなくなってしまいました。

 人類に敗れた細菌やウイルスに残された生き残り戦略は人類と共存することでした。家畜になったイヌは生き残り、オオカミは滅亡したことからわかるように、動物にとって確実な生き残り戦略は人間の家畜になることです。

 ウイルスや細菌にとって家畜になるということはワクチンになることでした。こうした視点からみると、今回の新型コロナウイルスは生き残り戦略に長けているようにみえます。宿主であるヒトを殺してしまうエボラや天然痘のウイルスは宿主を失ってしまいます。

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