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【大崎裕史 麺喰いにつき】自家製麺で「千円の壁」をぶち破る! 秋葉原に移転し心機一転「麺処ほん田」 (1/2ページ)

 つけ麺の創業者「東池袋大勝軒」の故・山岸一雄さんの弟子である田代浩二さん(田代グループ代表)はラーメン界に3人の天才を送り込んでいる。「中華蕎麦とみ田」の富田治さん、「麺屋一燈」の坂本幸彦さん、そして「麺処ほん田」の本田裕樹さんである。3人とも、田代さんの元で修業し、独立してカリスマ的人気店を創り出した。

 前者2人のことを紹介すると長くなるので今回は3番目の本田さんに焦点を当てる。弱冠21歳で2008年2月、東京・東十条にオープン。すぐに行列のできる人気店となり、11年にはラーメン好きの聖地「東京ラーメンストリート」にも出店。大宮や川崎にも進出し、20代にして人気と実力を誇っていた。

 しかし、自ら厨房(ちゅうぼう)に立つことを選択し、多店舗展開を見直すことにした。その間、多くの若いスタッフが本田さんに憧れ、たくさん入ってきては独立していった。そういうところも含めて、ここ12年の彼の存在と活躍はラーメン業界にとってものすごく大きい。「20代で行列ができるラーメン店を持つ」というラーメンドリームを実現し、そんな夢と希望を若い人に提供したのだ。

 そしていよいよ自らの第二フェーズとも言うべき秋葉原移転である。今年4月15日に12年間営業を続けた東十条から秋葉原駅前(高架下)に移転し、味やメニューを一新。次なる展開を開始。まずは今までやりたくてもできなかった自家製麺への挑戦。店舗にそのスペースを取り、自ら製麺している。

 そしてラーメン業界、長年の課題であった「千円の壁」をぶち破った。基本メニューが1100円。ここのところ、千円超えのお店も珍しくなくなってきたので本田さんにとっては当然のことであろう。既存の味を全部捨て去り、新しい構成で創り上げた新味で勝負だ。醤油、塩、つけ麺、汁なし担々麺とそれぞれのトッピングバリエーション。

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