記事詳細

肥満でコロナ重症化も!? 自粛生活で運動不足→体重増の“ジレンマ” 専門家「まずは毎日体重計に」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染者のうち、肥満の人ほど重症化するリスクが高い傾向にあることが英国内の複数の調査で分かった。一方で、感染拡大防止のための自粛生活が長引くと、食べ過ぎや運動不足で太ってしまうというジレンマを抱えることになる。いったいどうすればいいのか。

 英リバプール大が感染者約1万7000人を対象に調査したところ、肥満度の目安の体格指数(BMI)で、肥満の程度が重いとされる30超の人は30以下の人に比べ、死亡するリスクが3割以上高まると分析した。

 オックスフォード大などによる調査でも同様の傾向がみられたほか、調査機関のICNARCも、集中治療を受けた感染患者の7割以上が肥満体質だったと報告した。

 15日付英タイムズ紙によると、新型コロナウイルス感染で4月に入院し、一時は集中治療室(ICU)で治療を受けるほど病状が悪化したジョンソン首相(55)も、当時、体重が110キロを超え、BMIは35以上だったといい、今後の感染対策を問われ「50代になって太らないことだ」と自嘲気味に語ったという。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は「肥満だけが重症化の理由でなく、肥満が原因で高血圧や心臓病、糖尿病などの持病化を抱えている可能性が高く、それによって重症化しやすいということなのかもしれない。肥満予防を心掛けることは重要だが、新型コロナウイルスと直接結びつけるにはまだ慎重になるべきだ」との見解を示す。

関連ニュース