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変形性膝関節症、手術に優る幹細胞治療のメリット BTRアーツ銀座クリニック・市橋正光院長に聞く (1/2ページ)

 先端再生医療として期待される幹細胞治療--BTRアーツ銀座クリニックでは、2017年9月に脳卒中後麻痺を改善する脳血管障害治療・脊髄損傷後麻痺改善の中枢神経障害治療、同年末に変形性膝関節症治療の認可を得て治療を始めた。現在までに数多くの変形性膝関節症患者の治療を行い、多くの方が膝の痛みから解放されたという。今回は手術と比較しての幹細胞治療のメリットを同クリニックの市橋正光院長に聞いた。

 変形性膝関節症とは、大腿(だいたい)骨と脛骨(すね)をつなぐ膝関節に痛みなどの症状が現れる病気だ。クッションの役割をする軟骨がすり減って炎症を起こし痛みを感じる。炎症によって関節液分泌が増え水がたまる状態になる場合もある。中年以降の男女に症状が現れるが、女性が多く、男女比は1対4といわれる。BTRアーツ銀座クリニックで行う治療について市橋院長はこう説明する。

 「患者さんの脂肪組織から分離した幹細胞を培養(体外で大量に増やすこと)して膝関節内に注射します。幹細胞には損傷を受けた軟骨を再生、修復する効果があります」

 この治療法は画期的な再生医療だ。患者自身から少量の皮下脂肪を取り出し、幹細胞を分離し院内で培養したうえで、膝関節に注入します。脂肪幹細胞が軟骨を再生させるほか、炎症を抑えて痛みを取り除き、症状を改善させる。

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