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【銭湯 湯悠散歩】昭和11年創業の風格と優美なペンキ絵 東京・足立区「曙湯」

 唐破風の屋根が印象的な1936(昭和11)年創業の銭湯。「銭湯はなくてはならないもの」と考え、家業を継いだのが3代目の森山篤さん。入り口に木の板があり、そこに書かれた“わ”の字は「沸いた」=営業中、“ぬ”は「(湯を)抜いた」=時間外を意味する。

 げた箱も木札で、お釜ドライヤーも健在。日本の銭湯文化を今に残す、貴重な風呂屋だ。レトロな雰囲気は残しつつも、脱衣所や浴室はいつもピカピカで気持ちがいい。

 そして、ひときわ目を引くのが、浴室のタイル絵。男湯が富士山で女湯が姫路城。どちらも雄大な景色で癒やされる。湯は井戸水を薪で沸かしている。大きな浴槽にはスーパージェット、座風呂、ボディーマッサージ、寝風呂がある。薬湯は、冷え性などに効果的な薬草・川キュウ(せんきゅう)を使った“じっこうの湯”をはじめ、ラベンダーなど15種類も。日替わりで楽しめると大人気。さらに露天風呂がある。中庭もあり、男湯からは池で泳ぐ優雅なコイの姿が眺められる。まさに極楽。

 ■東京都足立区足立4の22の3。03・3886・0706。東京スカイツリーライン(東武線)五反野駅から徒歩5分。営業15~23。木休。料金大人470円、中・高生300円(サウナ別途200円)。

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