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【週末、山へ行こう】ステイホームで読書三昧 「じっくり読みたい」私の好きな山の本4選 (1/3ページ)

 ステイホームの連休、山関連の本で山を想う時間を設けてはいかが。活字を追い、想像の翼を広げるのもよいものだ。今回は、時間があるときにゆっくり読みたいと私が思っている本をご紹介。脈絡がないのはどうかご勘弁を。

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 ◆『下山の哲学』(竹内洋岳著/太郎次郎社エディタス)

 日本人で最初に8000メートル峰14座すべてに登頂した登山家・竹内洋岳さんの、「下山」をテーマにした著書。登頂できなかった山行も含めた、18の山行が紹介されていて、登山は山頂がゴールではなく、全体が一つの「輪」のようなものという竹内さんの考えが随所に現れている。

 大規模な登山隊による山行から少人数でのアルパインスタイルの登山、同行メンバーとの心のつながりが興味深い。8000メートル峰登山のドキュメンタリーとしても読み応えがあり、竹内さんの人柄も感じられる。

 ◆『黒部の山賊』(伊藤正一著/山と溪谷社)

 戦後間もない頃の「黒部の山賊事件」を中心に、北アルプス・黒部源流で半生を過ごした著者の生活の記録。「山賊」たちとの交流、山小屋でのさまざまな人間模様、山で起きた不思議なできごと…。登場人物がすべて実在の人物、実際にあったできごとでありながら、現代のおとぎ話のように思えるのは、当時と現代で山の様子も人の暮らしも一変したからだろうか。折に触れて何度も読み返してしまう大好きな本。

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