zakzak

記事詳細

【オーバーロクマル世代応援企業】年齢に関係なく先輩に対しては謙虚に

★第7回デイネット

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 しゃぶしゃぶ「春夏秋豚」(横浜市)などの飲食店を手掛ける「デイネット」(本社・横浜市、武本興昌社長、http://www.daynet.co.jp)。同社は飲食業のほかに不動産事業、海外事業、M&A事業など多彩な事業を展開、それぞれの事業は別法人として運営している。その一つが、高級アイロン台を製造、販売する「クロスドッグ」。そこで取締役営業部長として全権を委任されているのが杉山栄敏氏(63)だ。

 杉山氏は「入社以前から武本社長とは面識がありました。その社長が1924年に誕生した高品質アイロン台の製造、販売事業を承継することになったのがきっかけで、担当としてこの会社に勤めるようになりました」と語る。現在、製品は東急ハンズ(渋谷店)やホテルの結婚式場、陸海空の自衛隊駐屯地などに納品している。

 基本的には毎日、フルタイム勤務の杉山氏。製品管理や営業活動、さらには広報活動までと仕事の範囲は広い。「仕事の進め方などは任されている部分が多く、自分で判断する場合もあり、とてもやりやすいですね」。だからといって独断で進めているわけではない。

 「社内には私より若い方がいますが、年齢差は特に気にしたこともありませんし、同世代よりは若い人とのほうが仕事はしやすいと思います。また、私より若くても先輩は先輩ですから、会社の方針やルールなどを教えていただくという姿勢を大事にしています」。そして「年齢に関係なく、先輩に対しては謙虚でなければならない」と言う。

 同社では、月に1回ほど食事会がある。「食事会は、後から入社した私にとってはコミュニケーションを図る絶好の機会ですね。普段は忙しくて、お互い話す機会も少ないですから、こうした場で仕事に関係あるなしにかかわらず、どんな話題でも胸襟を開いて話し合えるという意味では、月1回といえどもこの食事会はありがたいです」

 本社事務所と道路を1本挟んだ場所が横浜スタジアムということもあり、普段は横浜DeNAベイスターズの話や先輩の趣味、好きなことなどを見つけて話題にしているという。

 武本社長はシニアの求職者に対し、「どんどん自己アピールしてほしいです。ご自身が挑戦したいこと、やってみたい仕事があれば事業化へ向けて投資し、一緒になって盛り上げていきたい」と話している。(取材・土金哲夫)

関連ニュース

アクセスランキング