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歩行時の痛みを低周波でやわらげる オムロンヘルスケア・ひざ電気治療バンド「HV-F710」

 オムロンヘルスケアが発売したひざ電気治療バンド「HV-F710」は、低周波でひざ痛をやわらげてウオーキングの継続をサポートする医療機器だ。市場想定価格は2万4880円(税別)。

 日本国内で、ひざ痛に悩む人は約3000万人。その原因の約9割は、変形性膝関節症といわれ、40代以上では女性の約6割、男性でも約4割が患っているという調査結果がある。

 ひざ関節痛の防止にはウオーキングが有効だが、同社は「ひざ痛の症状がある人の多くは、ひざを動かしたときの痛みにより歩行や階段の昇降を避ける傾向があり、日常生活における身体活動が低下。これが、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を指すロコモティブシンドロームなどにつながり、歩行困難をきっかけにした要介護の原因となっている」と指摘する。

 従来の物理治療機器の多くが、リハビリテーション室に設置した機器を用いるなど運動療法を実施する前のコンディショニングづくりに使用されているのに対してHV-F710はウオーキング時にひざ下に装着することができるため、フィールドでの使用が可能な点が特徴。痛い方のひざに装着すれば、ウオーキング時の痛みが軽減し、歩行距離を延ばすことができる。これにより、ひざ関節を支える筋肉を鍛えることができ、痛みにくい脚を作れるという。

 HV-F710で採用している低周波治療は、特定の場所に低周波電流を流すことで、痛みの伝達機能に働きかけて、脳に痛みの感覚を伝えにくくし、痛みをやわらげることができる。

 同社では、低周波に高周波を組み合わせ、1~250ヘルツの間で徐々に変化させる独自のスイープ波形を採用。高い周波数は痛みの伝達を即効的に遮断する効果に優れ急性痛に有効とされており、低周波との組み合わせによって、痛みを軽減。歩行の妨げとなる筋収縮が起こりにくくなるという。

 歩く前にひざ下の内側に本体を合わせて装着し、電源を入れたあとに、20段階の刺激から強さを選択するだけで、簡単に治療を開始することができる。同社は「痛みのない範囲で心地よいと思える強度に設定してもらえばいい」という。

 専用バンドには、ひざ下に沿いやすい伸縮性のある素材を採用。ひざを曲げたときにも本体やバンドが気にならず歩行の邪魔にならないようにした。専用バンドは、SとMの2種類のサイズを用意している。

 本体は、約43グラムと軽量で、装着している感じを忘れることができる。また、約8時間で充電が完了し、30分間の歩行で約10回の使用が可能だ。

 この機器を使って、気持ちも前向きにひざ痛を解消してみてはどうだろうか。(ジャーナリスト)

 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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