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間取りを記憶する“未来のルンバ” ロボット掃除機「ルンバi7+」発表

 米アイロボットが、ロボット掃除機の新製品「ルンバi7+」を発表した。同社では、「まったく新しいレベルの知能と自動化がもたらす『掃除の常識』を変える製品」と位置づける。公式オンラインストアの価格は12万9880円(税別)。

 独自開発の「imprintスマートマッピング」と「クリーンベース(自動ゴミ収集機)」を初めて採用。ルンバが家の間取りを学習して記憶。掃除する場所を自在に選べる。

 高性能センサーを活用した高速応答プロセス「iAdapt3・0ビジュアルローカリゼーション」を搭載し、最大10フロアまでの異なる間取り図を作成。ルンバが自らの位置を正確に把握して、掃除を終えた場所と、掃除をしていない場所を記憶することで、部屋を効率的に掃除できる。リビングやキッチンといった部屋の種類を特定できるため、ユーザー自身が設定した特定の部屋だけを掃除したり、曜日や時間ごとに掃除をする範囲を調整するといったスケジュールの設定も可能だ。

 さらに無線LANに対応していることから、スマホを使って、外出先から掃除をさせることができたり、グーグルアシスタントやアマゾンアレクサを通じて、音声で特定の部屋を掃除するように指示ができる。リビングでテレビを見ながら、食べていたポップコーンを床に落とした場合にも、「ルンバ、リビングを掃除して」と言えば、勝手に掃除をしてくれる。

 クリーンベースは本体のダスト容器30杯分のゴミを自動収集できることから、利用の仕方によっては、約1年間、ゴミ捨てを気にすることなく、掃除をしてもらえる。掃除が完了するとルンバ本体は、クリーンベースに自動で戻り、ダスト容器のゴミをクリーンベース内の紙パックに自動で排出。ゴミやホコリが空気中に飛ばないように密閉するほか、紙パックは手を汚すことなく、簡単に引き出して交換できる。ちなみにクリーンベースは、充電ステーションとしての役割も備えている。

 ルンバを開発したアイロボットのコリン・アングルCEOは、今回の新製品を指して、「2002年に考えた未来のルンバがいよいよ実現する」と宣言。「家に帰れば、いつもきれいになっている状況が、なにもせずに1年続く」とする。

 基本機能も強化している。ルンバ独自の特許技術を搭載して吸引力を10倍に向上。髪の毛などが絡まりにくい2本のゴム製デュアルブラシでは、1本目のブラシがゴミを浮き上がらせてかき出し、2本目のブラシが逆回転することで微細なゴミやペットの毛まで確実に取り除く。

 ゴミや汚れが多い場所は、センサーで認知し、きれいになったと判断するまで集中的に清掃する。

 なにもせずに、いつも部屋をきれいにしてくれる未来の掃除機が誕生した。 (ジャーナリスト)

 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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