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《zak女の雄叫び お題は「無題」》変わるコンビニの風景

 会社近くのコンビニエンスストアで買い物をしたときのこと。会計の際、レジを担当してくれた店員さんが「6が3つ、666円です」とおっしゃいました。珍しいこともあるものです。ラッキーセブンではなかったけれど、数字が並ぶなんて、なんだかすてき。「何かいいことありますかね?」と尋ねると、その店員さんは「あります! 今日1日の間に絶対にありますよ」と断言してくれました。

 コンビニの店員さんは本当に大変な仕事です。たばこからチケットから切手の販売から、宅配便の受け付けから弁当の温め、コーヒーやソフトクリームの提供までサービス内容は多岐にわたります。商品を袋につめ、内容物に応じて箸やスプーンを付けるところまで、実に細かい配慮が行き届いています。私も学生時代にコンビニでバイトをしていましたが、レジのかたわら、時間になると商品を棚に並べ、賞味期限が近づいたものを撤去する作業が結構大変だったのを覚えています。

 人口減少社会の中、コンビニ業界は今、岐路に立たされています。当たり前だった24時間営業が、これからは少数派になるかもしれません。確かにすべてのコンビニが深夜も明け方も営業している必要はありませんが、24時間明かりがついていて人がいる場所があるというのは、治安の面からも安心です。でも、これからの時代はそんなことは言っていられないでしょう。

 人手不足を補う方策として、今後見込まれるのが外国人労働者です。すでに、住民が少なく時給が高い都心のコンビニの多くは外国人アルバイトによって支えられています。ネームプレートがカタカナで書かれているのも当たり前になってきました。

 コンビニで働く外国人の多くは若い留学生が多いようです。多岐にわたるコンビニのサービスでは、マニュアルを覚えてその通りに接客するのも難しそうですし、コンビニバイト経験者の立場から見ても、「日本式おもてなしの最前線」に飛び込むのは大変だろうなと思います。

 ちなみに、「今日1日の間に絶対にいいことがある」と断言してくれたコンビニの店員さんは日本語が少したどたどしく、カタカナのネームプレートを付けていました。もしまた会うことがあったら、あの言葉のおかげで私が1日をとてもいい気持ちで過ごせたことのお礼を伝えたいと思います。(み)

 演劇大好きなアラフォー根無し草。最近めっきり涙もろくなり、がんばっている若者を見ると泣けてしまいます。

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。6月のお題は「無題」です。

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