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2ケタ増収「ピー・シー・エー」注目 「働き方改革」でクラウドサービス成長

 FRBが7月31日まで開いたFOMCで利下げを決めたが、パウエル議長は記者会見で、今回の利下げについては「長い利下げ局面の始まりではなく、サイクル半ばの調整」との認識を示した。

 これを受け、年内に複数回の利下げを織り込むなど緩和期待を高めていた市場は失望した。その結果、7月31日のNYダウは、前日比333ドル75セント安の2万6864ドル27セントと節目の2万7000ドルを約3週ぶりに下回った。ただし、このFRBの姿勢は金利面でのドル高・円安要因であり、日本株にはプラスだ。また、FRBは追加利下げに慎重だとしても、ただちに利上げする構えでもない。

 よって、米国株については、多少の調整があったとしても弱気になる必要はないだろう。また、日本株についても、米株が大きく崩れないことを前提に、基本的には「押し目」は「買い」で臨みたい。

 まず、ピー・シー・エー(9629)は好業績が注目ポイント。2020年3月期第1四半期連結業績は、売上高は30・73億円(前年同四半期比31・0%増)、営業利益は5・87億円(同917・5%増)と、2ケタ増収・大幅営業増益だった。このうち、クラウド売上高は7・64億円(同40・3%増)と大幅に伸びており、引き続き販売パートナーとともにクラウドを中心にサービスを展開していく方針だ。

 なお、同社グループでは「働き方改革」への対応を実現するための一つの手段として勤怠管理のクラウドサービスを提供しており、今期も大きく業績に貢献すると、会社側は期待している。

 次に、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)も好業績が注目ポイント。19年9月期第3四半期の同社グループの経営成績は、業界の偏りなく成約案件が順調に増加した効果で、売上高は前年同四半期比で55・7%の増加となる99・16億円となり、営業利益は前年同四半期比72・1%の増加となる47・20億円だった。当第3四半期連結累計期間において、複数の大型案件の成約もあり、連結業績予想数値に対して順調な進展を示している点が魅力だ。

 そして、医学生物学研究所(4557)も好業績が注目ポイントだ。

 20年3月期第1四半期連結累計期間は、売上高22・17億円(前年同四半期比17・6%増)、営業利益3・58億円(同188・8%増)だった。主力の免疫・血清学検査試薬は、国内市場において自己免疫疾患検査試薬やがん関連検査試薬の売り上げが堅調に推移したほか、中国市場において企業向けマテリアルの売り上げが伸長した。当事業の第2の柱である遺伝子検査試薬は、前期に発売した新製品2品目が売り上げの伸長に大きく貢献した。(株式会社カブ知恵 代表取締役・藤井英敏)

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