zakzak

記事詳細

【スマートライフ×リアルライフ】大井競馬場「新ナイター照明」で何が変わる? 来場者UPへ秘策

 東京シティ競馬が大井競馬場レースコースのナイター照明を一新、パナソニックのLED機器による総合演出ソリューションを導入した。これによってトゥインクルレースの見どころのひとつ、イルミネーション演出が大幅にパワーアップするという。照明の光が競走馬のように馬場を疾走する様子が、レースの合間に楽しめるようになる。日本最大規模の光のレース「LIGHTNING RUN」というネーミングで、先月31日のレース開催時から始まっている。

 特別区競馬組合副管理者開催執務委員長の斉藤弘氏は、今回の導入の経緯として「大井競馬の現状はインターネットでの馬券購入もあって好調に推移しており、1日13億円の売り上げがあるものの、実際に競馬場に来場する観客は10年前に比べて3割くらい減っている」と指摘。「夜のレースの面白さを直に感じてもらうことがひとつの使命である」という。そのためにも「プラスアルファの魅力が必要で、それがアミューズメントパーク大井の構想の実現には必要だ」と話している。

 パナソニックのLED照明は今回、4K、8K放送の広色域に対応した。これまでのテレビ放送より鮮やかな色を再現できる新世代の放送では、美しい色を再現するための技術が盛り込まれている。また、スーパースロー撮影などが行われた場合に不快なチラツキが出ないようにLEDの技術も進化している。

 パナソニックライフソリューションズ社ライティング事業部長の丸山英治氏は、「こうしたLEDに関する新しい技術の導入によって、クロスバリューをもったライティングを強化していきたい」と語る。LIGHTNING RUNには騎手や競走馬、そして観客がまぶしさを感じることを抑止する仕組みがあるが消費電力は7割減とのことで、丸山氏は新LED照明の優位性をアピールしている。

 LED照明は身の回りのいろいろなところで使われているが、さまざまな特徴がある。たとえば、電車の行き先案内板や、車両の行き先表示などをスマホのカメラで撮ると、目にははっきりと文字が見えているのにカメラには写らなかったりする。

 これは光の出力に波形があるからだ。カメラが露光している瞬間に消灯していれば写らない。しかし、パナソニックは今回、最適点灯技術でフラットで波形のない照明を実現。こうした現象が起こらないようにしたという。

 スマートな技術を肌に感じながら競馬を楽しむのも面白そうだ。(山田祥平)

関連ニュース

アクセスランキング