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【AI時代の発想術】「マウス」「口頭」で誰でも操作!? 激変職場で求められる人材とは

 「読み書きそろばん」の「そろばん」は「電卓」から「パソコン」、そして「スマホ」へと進化した。

 それとともに通信速度も向上し、現在の4Gでは手のひらで映像を見て、撮影して、編集することが可能。来年以降、5Gが普及すると手のひらでAIを操作する時代になる。

 電卓が登場したとき、使い方がわからない人たちが続出した。パソコンやインターネットの登場時には電卓のとき以上に世間は困惑した。しかし、パソコンやインターネットサービスを提供する企業にとっては、消費者に使ってもらわなければ商売にならない。そこで、普通の人が直感的に操作できるレベルにするための商品開発が現在も続いている。

 水面下では技術はどんどん高度化するが、使う側には逆に簡単に操作できるようになっていくということだ。

 そして今後、AI時代が到来すると、パソコンはマウスや音声だけで操作できるようになる。実際、AIによるチャットボットでは、AIがユーザーの会話相手をしてくれる。マウスだけでAIを操作できるツールも今後はどんどん出てくることが予想される。

 いま、一般の人たちは「AIは超高度な技術で自分には到底扱えない」と思っているだろう。だが、あっという間に誰でもマウスと口頭だけで使える時代が来る。その始まりが来年、2020年だ。

 AIの仕組みなど知らなくても誰でも操作できてしまうのだから、技術を知っている人よりもビジネスや企画にたけた人のほうがAIの恩恵を受けられる。これまで、多くの企業が人海戦術でやっていた業務を瞬殺する新ビジネスで成功する者も次々に現れるだろう。

 例えばマーケティングでAIを使うと、的確に顧客をつかむことができるようになる。実際、AI活用で収益が格段に向上したというビジネス事例は出はじめている。これまで多くの営業マンを使っていた会社に、AIと少数の社員だけの会社が対抗できるようになるのだ。

 ビジネスだけでなく、趣味などの自己実現にもAIは使える。通常よりも短い時間とエネルギーでできることも増えるだろう。

 こうした時代の到来を前に、利用者側は「AIが簡単に使えるようになったら、自分は何をするべきか」を考えておきたい。AI時代になっても、すぐに職種は減らないだろうが、業務のやり方はかなり変わるはずだ。多くの作業が少人数・短時間で的確にこなせるようになるだろう。

 ビジネスの能力も、これまでの記憶力重視から創像力重視に180度転換することになる。暗記型教育で育った「紙・電話・電卓世代」には厳しい試練が待ち受けるだろう。パソコンとインターネットで育った世代も、スマホとAIで育った世代にあおられることになる。

 来年からAIを導入したスマホ新機種が5Gで動くようになる。つまり、「5GスマホAI世代」は今の高校生から始まるということだ。(プランナー・久保田達也)

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