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台風で旅行に行けなくなっても安心!「キャンセル保険」に注目 ライブチケット代を補償するものも

 台風10号は日本列島に接近し、お盆で国内外へ旅行に出かけている人の足を直撃する恐れがある。こうした悪天候のほか、交通機関のトラブルや病気などで旅行に行けなかった場合に対応する「旅行キャンセル保険」が注目を集めている。

 今年2月、旅行大手のエイチ・アイ・エスが損害保険大手の三井住友海上火災保険と組んで始めたのが、自己都合で旅行プランをキャンセルした場合にも補償金を支払う「H.I.S.キャンセルサポート」だ。

 エイチ・アイ・エスで旅行を申し込む際に加入しておけば、公共交通機関の遅延や、パスポートの置き忘れ、本人や同行者の病気、婚約破棄・離婚といったトラブルで旅行をキャンセルせざるを得ない場合に補償金が支払われる。

 保険料は1000~4000円で、料金に応じて最大10万~40万円が補償される。

 同社の広報室担当者は「近年増えている早期購入割引の商品は、予約と同時に発券するものが多く、日程変更やキャンセルには料金が発生してしまう。旅行をキャンセルしても料金を補償することで、不安を取り除き、次の機会に積極的に旅行しようと思ってもらえることが商品開発の狙いだ」と語る。

 8月現在で20万人以上の申し込みがあり、評判も上々だという。

 旅行の予約時でなくても、出発日の3日前まで加入が可能で、台風など事前に状況を把握してじっくり検討もできる。

 キャンセル保険は旅行以外の分野でも商品が開発されている。AWPチケットガード少額短期保険では、「チケットぴあ」で購入したチケットについて、本人や家族の病気やケガ、急な出張や交通機関の遅延などでイベントに参加できなかった際に代金を補償する「チケットガード」を販売中だ。

 チケット代金の約1割を支払えば、使用されなかったチケット代金が補償される。同社は一部高速バスやレースチケットなどについてもキャンセル保険を開発している。

 同社広報担当者は「海外では2007年ごろからチケットのキャンセル保険商品は開発されていたが、当時の日本では購入したチケットのキャンセルは不可という商慣習があり、難しかった。消費者の立場としても、ぜひこの商品を国内に展開したいと思った」と開発の経緯を語る。

 チケットぴあ担当者は「チケット料金を補償することで、不正な転売の横行を防ぐという狙いもある」としている。

 もちろんいずれの保険にも、悪用防止のため、キャンセル理由が事実であると証明できる書類の提出が必須だ。当日の寝坊など証明できない理由には効力を持たないのでご注意を。

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