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【スマートライフ×リアルライフ】“日本PCの元祖”40周年 NEC「PC-8001」が手のひらサイズで復活!

 日本のパーソナルコンピューターの元祖ともいえるNECのPC-8001が登場してから、今年で40周年を迎えるそうだ。1979年9月から販売を開始した8ビットパソコン「PC-8001」は、マイコンボードを組み立てる方式ではなくちゃんとした完成品として販売された本格的パソコンだった。

 PC-8001はNECとして初の本格的パソコンというだけではなく、「国産初期の代表的な8ビット・パーソナル・コンピューター」として国立科学博物館産業技術史資料センターにより2016年度「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されている。今のパソコンシーンのみならず、日本の産業史における大きなマイルストーンとなった製品だ。

 NECのパソコンは今、レノボ傘下にあるNECパーソナルコンピュータ社が発売しているが、同社は40周年を記念して、PC-8001のデザインを細部まで再現したミニチュア「PasocomMini PC-8001」をハル研究所と協業して開発した。

 幅109・5×高さ21×奥行き67ミリという手のひらに乗るミニチュアパソコンでは、PC-8001互換のBASICが動作し、現代のUSBキーボード、テレビやモニターとHDMIで接続すればゲームなどのBASICプログラムを実行できる。

 製品には、「SPACE MOUSE」「LUNAR CITY SOS!」「SNAKE WORLD」「ASTEROID BELT」「CHECK P.」「PC-ジャン!」「PARACHUTE」「SUB-MARINE」「SPACE SHIP」「ROCKET BOMB」「MARINE BELT」「平安京エイリアン」「JUPITER LANDER」「モールアタック」「オリオン80」「走れ!スカイライン」といった懐かしいゲームも同梱されている。権利関係のクリアはさそ大変だったと想像できる。なにせ40年前ということは、当時の大学生が還暦や定年を迎えているのだから感慨深い。

 同社は記念式典を開催し、「NECパソコンの父」と呼ばれる渡邊和也氏やPC-8001開発に貢献した元日本電気PC-8001開発者の後藤富雄氏がステージに登壇して当時の状況を語ったほか、特別ゲストとしてマイクロソフトと組んでBASIC言語を同機にもたらした元アスキー代表の西和彦氏がゲストとして登壇。かつての思い出をジョークをまじえて説明した。

 このメンツが勢ぞろいするということはもうないと言われていただけに、貴重な場となり、年配組の記者たちを感動させていた。会場には日本のパソコンシーンを牽引してきた多くの関係者も駆けつけ、さながら同窓会のような雰囲気をかもしだしていた。

 ちなみに、現NECパーソナルコンピュータ代表のデビット・ベネット氏はくしくもPC-8001と同じ1979年生まれだそうだ。

 子供へのパソコン教育が話題になることが多いが、40年前のあのときと同じような熱狂的なパソコンムーブメントが再び起きれば、日本の将来は明るくなるかもしれない。(山田祥平)

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