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経営統合して6年…多彩なおいしさ追求! 豆乳ヨーグルト「飲料、レモンに加えて事業の柱に」 ポッカサッポロフード&ビバレッジ・岩田義浩社長 (1/2ページ)

 レモンやスープ、男性の顔が描かれた缶コーヒーでもおなじみだ。ポッカとサッポロ飲料が経営統合して6年あまり、会社の「顔」である社長は、豆乳ヨーグルトなど新しい市場にもチャレンジしている。(中田達也)

 --レモンがブームですね

 「1957年の創業時からレモンを扱っているレモンのパイオニアです。無添加のレモン果汁であるポッカレモンも50年近いロングセラーです。飲料ではキレートレモンやキレートレモンスパークリング、ゼリーやレモン酢などの商品展開をしています」

 --販売も順調ですか

 「ポッカレモンは昨年2ケタの伸びがありました。もともと唐揚げやサンマの塩焼きにかけるなど調味が中心でしたが、レモンサワーだけでなく、水や炭酸水に入れるなどいろんな用途でお使いいただいているのが好調の要因だと思います。減塩したい人にレモンを使っていただくことも提案しています」

 ◆農場開設

 --瀬戸内のレモンもブランド化しています

 「昨今の健康ブームが大きいでしょうね。ただ、ニーズが伸びていますが、農業の担い手が不足していて国産レモンが足りないという問題があります。そこでこの春から広島県の大崎上島町に畑を借りてレモン農場をスタートしました」

 --目指すところは

 「レモンといえばポッカサッポロだね、と何でもご相談いただけるような会社になりたいと考えています」

 --豆乳ヨーグルトも手がけています

 「原豆乳を発酵させて豆乳ヨーグルトにして詰めるところまで一貫生産する工場を群馬県に竣工(しゅんこう)しました。大型容器の商品や飲むヨーグルトを発売しています。牛乳のヨーグルトに比べると市場規模はまだまだ小さいですが、その中におけるシェアとしてはトップクラスとなっています」

 --豆乳ヨーグルトの魅力は

 「世界の人口が増加するなかで、食物環境や生態系を考えたときに、植物性の乳やヨーグルトの意義は大いにあると思います」

 --食べやすさも重要ですね

 「体にいいといわれてもまずいと長く続けられません。おいしく召し上がって健康につながる商品にしています。フルーツと一緒でもいいですし、シリアルやはちみつと召し上がっていただくのもおすすめです」

 --牛乳のヨーグルトと豆乳のヨーグルト比率は

 「いま牛乳と豆乳の比率は100対10ぐらいですが、牛乳ヨーグルトと豆乳ヨーグルトとなると100対0・5ぐらいです。これをまずは牛乳対豆乳ぐらいの比率にもっていきたいですね。それぐらいの可能性はあると思います。飲料、スープ、レモンに加えて事業の柱にしたいと考えています」

 --業界初はこれまでにたくさんあるそうですね

 「夏はコールド、冬はホットの自動販売機を開発しました。缶にスープを入れて提供することもパイオニアです」

 --「顔」の缶コーヒーもおなじみです

 「ポッカコーヒーの顔は変遷があるのですが、現在のデザインは創業当時のものに戻しています。味の面では砂糖が当時のものよりだいぶん少なくなっています」

 ◆統合6年

 --海外展開は

 「1977年にシンガポールに工場を作って飲料事業を展開しています。シンガポールではお茶や果実のジュース系飲料の分野ではトップシェアで、ポッカの存在感は大きいですね」

 --ポッカとサッポロ飲料が統合した効果は

 「チャレンジングな会社同士が一緒になり、よりチャレンジングになりました。新しい『おいしい』を生み出しつづける、というのがビジョンですが、60年超の歴史で培ってきたことをさらに強めるために、新たなイノベーションで、付加価値の高い商品を世に問うていきたいと思います」

 ■営業マン時代はゴルフの朝練

 【浅草】東京・浅草出身。「ほおずき市や朝顔市があったり、縁日やお祭りが楽しかったという思いがあります」

 【営業】サッポロビールで最初の10年は営業マンとして働いた。「カラオケやゴルフについても、当時の上司からかなり厳しく指導されました。ゴルフは道具を買って朝練習してから来ていました。営業の後は戦略部門、企画マーケティングが多かったですね」

 【ドラフトワン】サッポロビールで新ジャンル「ドラフトワン」の立ち上げに携わった。

 「2003年にドラフトワンの原形が開発部門からできてきて、テスト発売をやってみないかと言われました。エンドウたんぱくからできたお酒ということでしたので、どう売っていこうか議論して、イベントで飲んでいただいたりしたところ、全国展開につながりました。物を売ってお客さんに喜んでいただく、メーカー冥利に尽きる得がたい経験でした」

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