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市場関係者に聞いた“波乱相場”に強い「7銘柄」 半導体や電子部品関連などは悪材料出尽くし感

 乱高下が続く8月の株式市場。米国で景気後退の前兆とみられる長短金利の逆転(逆イールド)が発生するなど悪材料が出る一方、世界的な金融緩和という下支え材料もある。「一度荒れた市場は再び荒れる」と言われるなど方向性が見えづらいなか、波乱に強い銘柄を市場関係者に聞いた。

 相場の混乱を招く要因の一つが市場心理だ。投資家のリスク回避ムードになるとちょっとした悪材料にもパニック状態に陥り、売りが売りを呼ぶ騒ぎとなりがちだ。

 「アルゴリズム・トレード」の存在も知られている。東京市場では、何らかの騒ぎがあれば自動的に日本株売り・円買い注文を出すというプログラム売買の存在感が大きくなっている。

 保有資産の市場リスクを均衡にしようとする「リスクパリティ・ファンド」の影響も大きい。このファンドは市場の価格変動率(ボラティリィティー)が高まると、リスクを軽減するために株や新興国通貨などリスク資産を売り、リスクの少ない債券を買う、もしくは現金にするといった投資行動に出る。

 これらを背景に、悪材料が出ると以前の日本株は極端に大きく売り込まれることが多かったが、最近は下落が限定的になってきたようだ。

 日本株の割安さが意識されているほか、米国の利下げをはじめとする世界各国の金融緩和政策は景気を好転させる原動力ともみられている。

 相場の反転・上昇が想定され、世界的な景気悪化の好転がテーマとなれば、物色対象は景気敏感株ということになる可能性がある。

 銀行系証券のアナリストはこう指摘する。

 「素材関連では日本製鉄など鉄鋼や、信越化学工業など化学セクター、設備投資関連ではコマツやファナックなどが挙げられる。そして半導体や電子部品関連のように直近の業績は厳しい銘柄も、悪材料に出尽くし感がある。計測機器大手のキーエンスや、半導体製造装置大手のSCREENホールディングスなど、各セクターの主力銘柄を来年に向けてコツコツと仕込むタイミングかもしれない」

 長い目で判断したほうがいいということか。

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