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銀行内にスペイン料理店!? 山口FG、窓口に「にぎわいの場」創出 ランチついでに“お堅い”払拭

 山口フィナンシャルグループ(FG)はこのほど、傘下の山口銀行油谷支店(山口県長門市)を改装し、店舗内にスペイン料理を楽しめるバルを併設した。金融業界関係者によると、銀行の支店内に窓口とアルコールを出す飲食店を併設するのは極めて珍しいという。

 人口減少やコンビニの現金自動預払機(ATM)の拡大を背景に銀行窓口の利用者が減っており、山口FGは「店舗の一部を貸し出し、地域のにぎわいの場を創出したい」と話す。金融庁は銀行が他業種の経営を圧迫しないように業務範囲を厳格に定めているが、2017年に地銀の保有する不動産を賃貸できるように監督指針を改正した。

 入居したバルの店名は「ダイニングバル・ゼン」。油谷支店の1階部分の約130平方メートルのうち約半分で営業し、27席を設けた。塩の製造や飲食店経営を手掛ける地元企業「百姓庵」が運営し、地域で栽培した野菜を生かした料理などを振る舞っている。

 これに伴い、支店内の窓口を3カ所から1カ所へ減らし、支店長を含む行員も8人から4人に削減した。一方、窓口の営業時間を従来より2時間長い午前9時~午後5時とし、山口FGは「昼食などでバルを訪れた顧客に窓口に気軽に寄ってほしい」と期待を込める。

 山口FGは、他の店舗でも保育所などの異業種の入居を広げる方針という。

 メガバンクのラフな格好に次いで、今度はバル。お堅いはずの銀行も随分変わってきた。

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