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【シニアライフよろず相談室】遺言書(実践編)(2) 遺言により遺産を寄付する「遺贈寄付」

 遺言によって財産を社会貢献のために無償で贈与(譲渡)する「遺贈寄付」。今回は、その実態について、公益財団法人日本対がん協会の坂野康郎常務理事に聞いた。

 --日本対がん協会の活動内容は?

 「日本対がん協会は、1958年から民間の立場でがん対策に取り組んでいる公益財団法人です。『がん予防・がん検診の推進』『がん患者・家族の支援』『がんの正しい知識の普及啓発』の3点を重点施策に起き、がんで苦しむ人や悲しむ人をなくす目的で活動をしています。81年以降、がんは日本人の死亡原因のトップとなっています。日本人は生涯に2人に1人ががんになり、年間で亡くなる人の3割ががんで亡くなっています」

 --活動資金は?

 「活動のための資金は、他の公益団体同様、ご寄付によるところが大きいのですが、最近は、遺贈寄付も増えてきています」

 --どのような方からの遺贈寄付の問い合わせが多い?

 「ご親族をがんで亡くされたつらいご経験をお持ちの方や、ご自身ががんと闘っておられる方など、さまざまな方が『がん撲滅のために役立ててほしい』『がんになっても希望を持って暮らせる社会づくりを』といった思いから、遺贈寄付についてお問い合わせくださっています」

 --実際の遺贈寄付の手順は?

 「『遺言執行者』を決めていただいた上で、遺言書をご作成いただき、寄付内容や寄付方法を具体的にご記載いただきます。遺言者のご逝去の後、遺言執行を通じて財産の引き渡しが行われることになります。相続税の申告期限内に、日本対がん協会にご寄付いただいた相続財産(現金)には、相続税が課税されません。

 --ほかにはどんな活動を?

 「日本対がん協会では、漠然とした段階からでも遺贈寄付のご相談を受け付けています。また、不動産の遺贈についてもご相談にのります。人生の集大成としての遺贈寄付を安心してご準備いただけるよう、専門家と一緒にサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください」

 問い合わせ:03・3541・4771(遺贈担当)、10~17時(土日祝日、12月29日~1月3日を除く)

 ■10月2日に無料セミナー開催

 一般社団法人シニアライフよろず相談室は、首都圏で葬儀サービスを中心に手掛ける株式会社セレモアと共催で、10月2日(水)13時30分から株式会社セレモア東京紀尾井町本社セミナー会場(千代田区紀尾井町3-12紀尾井町ビル6階)で、無料セミナー「備えあれば憂いなし!充実したシニアライフのために」を開催します。

 第1部では、シニアライフよろず相談室理事の王子田嘉子氏が登壇し、相続・遺言について分かりやすく説明。夕刊フジとの提携サービス「公正証書遺言作成サポートサービス」の詳細についても解説予定です。セレモア常務取締役の中島重夫氏が講師を務める第2部では、エンディングノートの書き方や葬儀の事前準備の大切さについて説明します。

 事前予約制。ご希望の方は、9月27日(金)までに一般社団法人シニアライフよろず相談室(電話03・6826・3070、ファクス03・5322・5577、平日9~18時)まで(氏名、電話番号をお伝えください)。参加者全員にセレモアのエンディングノート「私の記録ノート」をプレゼントします。

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