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日銀ETF買い最大2倍も… 追加金融緩和する必要なくなる?

 日銀による上場投資信託(ETF)購入が目標の年6兆円ペースを大幅に下回っている。単純計算で9~12月は8月までの2倍のペースで購入できるため、市場では「1回当たりの購入額を増やせば、ヘッジファンドなど投機的な売り手は退散するしかなくなる」との見方が出ている。

 日銀のETF購入額は年初から8月までで累計3兆3318億円。現行の金融緩和政策での年間購入枠は年6兆円を基本線としながら、「上下に変動しうるものとする」とのただし書きがあり、最大7兆円まで日々の金融調整業務の範囲内で購入が可能とみられる。

 今年の購入額上限を7兆円とすれば、9~12月に投入できるのは3兆6682億円。1カ月で9170億円と、1~8月実績の4165億円の2・2倍になる。

 日銀はETF買い1回につき700億円規模を投じてきたが、計算上は1500億円超に増やせる。最近の東証1部売買代金の1割前後に相当する規模の株式を日銀が吸い上げるので、株価への影響は絶大だ。日銀は追加金融緩和する必要がなくなる?

 【2019年9月6日発行紙面から】

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