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おしゃれに使える60周年記念モデル! パナソニック補聴器「R4シリーズ」

 パナソニックが補聴器を発売してから、今年で60周年の節目を迎えている。

 創業者の松下幸之助氏が欧州視察で補聴器を見て、「いいものがあった。うちでも作れ」と号令をかけて、1958年に設立したばかりの松下通信工業の音響機器事業部で補聴器の開発をスタート。59年6月に、第1号製品となるポケット型補聴器「CB-801」を発売した。

 それ以来、単四形電池の採用で小型化をいち早く実現したほか、骨導めがね型、ペン型などを経て、85年にオーダーメードカナル型を発売した。さらに、デジタルポケット型でデジタル化に進出。世界で初めてブルートゥースとDECT準拠方式の2つのワイヤレス通信に対応したポケット型や、スイッチレスで簡単に着けられる充電式耳あな型などを投入し続けてきた。

 89年には、東京・西新橋に補聴器相談センター「パナトーンプラザ」を開設。現在は、東京、横浜、大阪に直営店「パナソニック補聴器プラザ」を構え、補聴器の販売や調整に加えて「聞こえ」の相談や補聴器選びのアドバイスを行っている。全国にあるパナソニックショップの補聴器取扱店でも、「聞こえ」の相談から聴力測定、補聴器選び、販売、購入後のアフターフォローまでを専門スタッフが対応している。

 同社では、「一人ひとりで異なる聴力の課題に対して、音響機器の開発で培った技術を活用しながら、音質や装用感、使いやすさにこだわってきた。60年間にわたり、聞こえることのうれしさと聞くことの楽しさを提供し、豊かな暮らしの実現に貢献してきた」と語る。

 特に、オーダーメード補聴器は、佐賀県にある同社工場で、最低でも10年以上の経験がある社員が、1台ずつ手作業でそれぞれの人にあった補聴器を作り上げている。

 デザイナーの柴田文江氏がデザインした耳かけ型補聴器「R4シリーズ」は、グッドデザイン賞金賞とIAUDアウォード金賞を同時受賞。デザイン性でも高い評価を得た。

 補聴器60周年を記念して、「R4シリーズ」に、アズール、ボルドー、エクリュ、キャメル、カーキの5色を追加した。R4では、「置くだけかんたん充電」の採用で、煩わしい小型電池の交換が不要になったほか、別売りのテレビアダプターを使用することで、業界で初めて補聴器がテレビと無線でつながり、テレビ音声をクリアに聞くことができるといった特徴を持つヒット商品だ。

 新色は肌なじみの良さや、個性を際立たせるファッション性も兼ね備えている。特にワイン色のボルドーは女性に人気で、補聴器をおしゃれに「見せたい」という新たなニーズや、色を選ぶ楽しさを発掘した。

 少し聞こえにくいと思ったら、早めに補聴器を使うことを薦めたいとパナソニック。おしゃれに使ってみてはどうか。(ジャーナリスト)

 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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