zakzak

記事詳細

不動産株の水準訂正に乗る タカラレーベン、日本エスコンなど

 米中の貿易協議が10月に再開すると報じられたこともあって、日経平均株価は節目の2万1000円を回復してきた。しかし、まだ予断を許さない状況であることは確か。今後も米中貿易摩擦、ひいてはトランプ大統領のツイッターなどに振り回される相場展開が当面は続くと思われる。

 そうなると、やはり「目先上がっている株を買う」戦術が有効だろう。その代表として、現在は不動産株に注目したい。

 不動産株は、スルガ銀行の不正融資問題など相次ぐ不祥事が重しとなってさえない展開が続いていた。ところが、8月半ば頃から急反転する銘柄が続出。明らかに相場の雰囲気が変わってきている。不動産業界に詳しいアナリストは、「スルガの不正融資問題のアク抜け、ユニゾホールディングスのTOB(株式の公開買い付け)合戦、東証REIT指数の12年ぶりの高値更新、大手不動産会社の自社株買いなどが重なって不動産株が見直されているのでは」と指摘。REIT市場の高値警戒感から、資金の一部が不動産株に流れているとの観測も流れる。

 ここまで売られてきた不動産株だけに、しばらくは水準訂正が続きそうだ。

 上値余地がありそうな不動産関連の10万円株をピックアップすると、まず首都圏地盤に分譲マンションを展開する「タカラレーベン」(8897)。業績は好調で、配当利回りも4%台半ばと高い。REITのスポンサーにもなっており、今後も成長が期待できる。4万円程度と安価で購入できる(9日終値ベース、以下同じ)のもプラスだ。

 続いて、マンションのほかに商業施設やホテルなども手掛ける「日本エスコン」(8892)。こちらも配当利回りが4%台半ばと高い。直近で株価がもちあいを上抜けており、もう一段の水準訂正が見込める。7万6500円で購入可能。

 天井の高さでいうと、「ムゲンエステート」(3299)は昨年に1400円超の高値を付けており、上値余地が大きいと思われる。最低購入価格は6万円程度だ。

 ほかにも、「東急不動産ホールディングス」(3289)、独立系の「フージャースホールディングス」(3284)、穴株として「明豊エンタープライズ」(8927)にも注目。(吉田礼音)

 【2019年9月11日発行紙面から】

関連ニュース

アクセスランキング