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【ABS世代が「シニア」を変える】ABS世代の“潜在意識”を呼び起こす!? 童心に帰り「人生二毛作」を実現! (1/2ページ)

 最近、昔のアルバムを開いたことはありますか?

 私(鈴木)は今年、名古屋に住む母親と2人で子供の頃のアルバムを改めて見ました。すると母は今でも撮影した当時の情景をよく覚えているのです。私はこの年齢になって初めて知る事実をとても新鮮に感じ、気持ちが童心に帰る思いでした。と同時に、人生は短いことを悟り、不思議と前向きな気持ちになったのです。

 振り替えれば、ABS世代の幼少期は日本の高度経済成長期で、家電製品やクルマ、住宅など、新しいモノが暮らしを豊かにしていきました。そして若い頃にはマスメディア、特に雑誌をマニュアルに友人と情報交換して、ファッションやスポーツなど、さまざまな娯楽を楽しみ、就職後もバブルの中でよく働き、よく遊び、どの時期も消費を活性化させる主役でした。

 こうしたABS世代は、戦後日本の一番おいしい時代を生きて「遊び心・遊びの術」を知っています。人生を楽しむ頭の柔らかさも持っています。

 その後、長い年月が経過して社会は大きく変化しました。ABS世代も人生の後半戦が始まります。今こそ長年冬眠している「潜在意識」を呼び起こしましょう。そのひとつの方法として、子供の頃や若い頃を回想して「童心に帰る」ことは有効です。童心に帰ることにより、いつのまにか身に染みついた「こうあるべきだ」という固定観念がはずれ、「こうしたい」という自分の本当の気持ちを再発見することができます。

 昔の写真を見ること以外にも、当時やっていた、やってみたかったことを思い出すような場所を訪れたり、昔の気持ちがよみがえる音楽を聴いたり、ワクワクする人や出来事に遭遇するのもいいでしょう。

 これはノスタルジックに浸るということではありません。童心に帰ることで幸福感をもたらすホルモンが働き、精神が落ち着き、心地よい気持ちになるのです。それがきっかけで「好奇心」や「ちょっとした行動」も促されます。私自身、若い頃から好きだったディスコ通いを再開したことでABS世代の存在に気づき、今後の仕事と生きがいを発見したのです。

 人生をエンジョイしている人たちは口癖のように「俺には時間がない!」と言いながら、アクティブに「自分の世界」を楽しんでいます。人生は一度だけ、そして振り返ると短いもの。自由な時間ができるこれからは、まさに「人生の二毛作」で、今までと異なる生き方ができます。人生100年時代のお楽しみは、これからです。

 ■ABS世代 昭和30(1955)年から43(68)年生まれで現在50歳から64歳の、若者時代にバブルを謳歌した世代。

 ■鈴木準 1960年生まれ。一般社団法人日本元気シニア総研主任研究員。ジェイ・ビーム代表取締役。マーケティングコンサルタント。ジェロントロジスト。広告代理店を経て37歳で起業。企業のモノやサービスのコンセプト開発、プロモーション戦略に関わっている。

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