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【ぴいぷる】富田靖子、母となりときめく あの頃の自分と出会い…改めて“お芝居が好き” 7年ぶり舞台「母と暮らせば」出演 (1/2ページ)

 昔と変わらない可憐な姿を見せる一方、妻として、母としての顔ものぞかせる。さすが女優だ。

 10月5日から東京・紀伊國屋ホールで上演される2人芝居「母と暮せば」に出演する。「炎の人」以来、実に7年ぶりの舞台となる。

 「オファーをもらったのは2年ぐらい前でした。たまたま、友人の娘さんが出演する学芸会の舞台の台本読みに付き合うことになり、その子の台本を目にしたんです。すると、せりふの一つ一つに、ああ動いてこう動いてとか、あんな気持ちやこんな気持ちとか、いっぱい書き込まれていて、ときめいたんです。私も舞台やりたいなって思っていたときに、お話をいただいたんです」

 初めて舞台に向き合ったころの初々しい気持ちを思いだしていた。

 「私は映像から入ったので、舞台に立つようになったとき、全然太刀打ちできなくて。その子の台本には、舞台で何かと模索している、あのときの自分がいたんです」

 「母と暮せば」は2015年に吉永小百合と二宮和也主演で、山田洋次がメガホンをとった作品の舞台化だ。1948年の長崎。助産婦をして暮らす母親の前に、3年前に原爆で死んだ息子が亡霊となって現れるが…。

 映画では吉永が演じた母役だが、「それはもうプレッシャーですよ。吉永さんは憧れの女優さんですし。でもママ友から“吉永さんとはタイプが違うし、楽しみ”ってLINEが届いたんです。そうなんだって。私なりの『母と暮せば』を目指せばいいのかなって」。

 さらにプレッシャーを感じていることがある。自身にとっては初めての2人舞台なのだ。

 「舞台の上には私と息子役の松下洸平さんの2人しかいないわけですから、逃げ場がないんですよ。これが2時間近く続くんだって、気付いていなかったんです。演出の栗山(民也)さんが『2人芝居は大変だぞ』っておっしゃったんですが、そんなことは先に言ってほしいですよね!」

 デビュー作の「アイコ十六歳」(今関あきよし監督)や出世作「さびしんぼう」(大林宣彦監督)といった名作と出合ってきた。

 「デビューして数年で、そういう作品に恵まれたことはすごいことだと感謝しています。ただ自分の作品はあまり見ないんです。若いときの自分がどれだけ芝居ができていないかを感じて、しょげちゃうので見たくないんです」というから、何とももったいない。

 そして、2007年に結婚し、女児を出産したことで、女優としての転機を迎えた。

 「子供を産むと決めた時点で、女優としては1度終わりがきたんです。それで、これからも続けるか、続けないかを考えたとき、芝居が好きだという気持ちに改めて気付きました」

 芝居が好きだという気持ちは、中学生でデビュー当時から抱いていたという。だが、仕事をしていく中で、次第に気付かなくなっていたのだ。

 「小学生のときは成績も普通で、運動もさしてできるわけでもないという何ごとも平均、いやちょっと平均以下の女の子でした。それが映画に出て、芝居をして、初めて人から誉められたんですから、そりゃあ、芝居も好きになりますよね。認めてもらえたことが大きかったですね」

 今、子育てをする中で、「芝居が好きだ」という気持ちと改めて向き合っている。母になったことは女優としての幅を広げているのだろうか。

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