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【ぴいぷる】高橋一生「演じる技はいらない。その場にいるだけで誰かになれるほうがいい」 (1/2ページ)

 昨年、ドラマ「カルテット」(TBS系)、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、連続テレビ小説「わろてんか」など、話題のドラマに出演し、大ブレーク。現在放送中のドラマ「僕らは奇跡でできている」(フジテレビ系)で、民放ゴールデン・プライム帯ドラマで初主演を果たした。

 「主役を演じることはうれしいことですが、今まで通りとも思っています。もちろん矢面に立つのは自分なので、何かあったらすべて僕のせいにしてくださいと思っています」

 ■大ブレークの功罪

 何とも男らしい! 注目されるようになったことで、「よりこれまで通りでいないといけない」と気を引き締めている。

 「いろいろなイメージを持っていただくのは俳優冥利に尽きますし、面白いです。ただ、そんなイメージがさも本当のことのように肥大してしまうことがあり、自分でコントロールできることではないので、僕自身は僕でいようと思います」

 人気者になっても浮かれないのは、人気よりも演じることに心を注いできたからだろう。有名になることは、俳優としていいことばかりではないようだ。

 「出合う作品が増えたり、『高橋一生だから』といって見てくださる方がいてくれたりするのはありがたいこと。その半面、『高橋一生がこの役をやっている』というフィルターがかかってしまうんです。例えば、(素の)僕のバカな部分が出てしまったときに、天才の外科医の役がきたら、『バカなのに、どうしてこんな役をやっているの?』となってしまいますよね」

 彼自身「自己承認欲求が低い」というように、“自分”が演技がうまいのを見せたいのではなく、ただただ作品の中にその人を存在させたいのである。だからこそ、「『演技がうまい人にはならない』と心がけている」と話す。

 「演じる技はいらないかな。その場にいるだけで誰かになれるほうがいいですよね」

 19日から公開される、佐藤健と共演の映画「億男」(大友啓史監督)では、謎の多い男、九十九を演じている。吃音を持つが、落語はうまいという特殊な役だ。

 「吃音も落語も、呼吸をするのと同じくらいに自分に落とし込むことを心がけました。立川志らくさんから落語を教わり本当に面白かったです。落語はお芝居も演出もカット割もすべて自分でやる感じなんですよね」

 借金を抱え、家族もバラバラだった一男(佐藤)が、3億円を当てる。人生をやり直そうと思った矢先、親友の九十九(高橋)に持ち逃げされる。お金をめぐって、幸せ、家族、友情のあり方を問うエンターテインメント作品だ。

 「夕刊フジの読者層の30~60代の男性の方々がこの映画でお金に関してどう思ったのかを知りたいです。お金の向こうにあるものは何か、お金の本質とは何なのか。人それぞれの答えがあるでしょうね」

 彼にとってお金とは?

 「所有物ではないというのは分かります。だから、流していかないといけないものだと」

 こんなユニークな例え話を加えた。

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