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【ぴいぷる】アンジャッシュ・児嶋一哉 出すぎず、濃すぎず…なぜか話題作に呼ばれる貴重キャラ「作品のスパイス役になれれば…」 (1/2ページ)

 ■出すぎず、濃すぎず話題作になぜか呼ばれる貴重キャラ「渡部とは居心地のいい距離」

 番組MCやグルメリポーターなど華々しく活躍する相方、渡部建(46)の陰に隠れてしまって「○○じゃない方芸人」(目立たないもう1人の意味)と言われてきた。が、最近、状況が一変。話題のドラマや映画に次々と呼ばれている。

 「いやいや、そんなに数多く出ているわけじゃないですよ。ありがたいことに、たまたま呼んでくれたのがインパクトのある作品だっただけです」

 2008年公開の映画「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)で初めて俳優業に挑み、同作がカンヌ国際映画祭の「ある視点部門」で審査員賞。以降、話題作への出演が舞い込んで…。だが、芸人として思うところがなかったわけではないと言う。

 「僕の場合、中肉中背だし顔も普通。めちゃくちゃキャラが強い役を演じるために呼ばれるわけじゃないので、最初は複雑だったんです。芸人ですし。普通だから呼ばれるというのはね」

 ではなぜオファーがくるのか。

 「作品のスパイス役になれればって思ってるんです」

 強烈な個性を炸裂(さくれつ)させるのではなく、さりげなく料理の味を引き出す存在が重宝されているようだ。

 演じる上で心がけていることは?

 「ある監督から『演技は歌と一緒で、自分に合ったキーがあるんだ』と言われて、なるほどと腑に落ちたんです。せりふを言っていて何となく気持ち悪いときは、自分のキーで芝居をしていないとき。もちろん演じる役によって変えなければいけない部分もあるんですけど、自分のキーの範囲で演技するということは意識しています」

 現在放送中のドラマ「僕らは奇跡でできている」(フジテレビ系、毎週火曜午後9時~)では、高橋一生演じる主人公、相河一輝の同僚でアリオタクの大学講師、沼袋順平を演じている。今をときめく実力派俳優との共演は、さぞ刺激になっているはず。

 「僕はアリに向かってずーっとしゃべっている役なんです。せりふも『ドンマイ』とか『グッジョブ』とか。だから、ほかの皆さんがどんな演技をやっているのか、実はよく分かっていないんですよね。正直、そんなに出番があるわけでもないですし」

 そう言って笑いを誘うあたりは計算なのか本音なのか。ただ、本編の放送だけでは終わらないのが近年のドラマ。「GYAO!」で無料配信中のウェブ限定ドラマでは同じ沼袋役で主役をはっており、「ナレーションもやっているので、ぜひ見てね」とアピールした。

 高校の同級生だった渡部とアンジャッシュを結成したのが1993年。「爆笑オンエアバトル」(NHK)や「エンタの神様」(日本テレビ系)などで緻密に構成されたコントを披露して人気を集めた。だが、トークスキルが求められる番組では、持ち味を発揮できず、しばらく飛躍のきっかけをつかめなかった。

 「自分たちにキャラがなく、番組に呼ばれてもうまくしゃべれなかったんです。MCの人にとってはいじりにくい存在になっちゃいますよね」

 芸人としていかに自身を際立たせるか、キャラを模索する時間が長く続いたからこそ、「グルメ芸人」として大ブレークした渡部を「本人の努力の結果」と素直に評価する。

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