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【ぴいぷる】志尊淳「LGBT“特殊”にするのはどうなの?」 ブレイク俳優といわれるけど「まだまだ」 (1/2ページ)

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で、漫画家を目指すゲイの青年、ボクテを好演した注目の若手俳優だ。

 「街を歩いていても、『ボクテ』と呼んでいただきます。ボクテというキャラクターが愛してもらえたんだなと思い、うれしく思います」

 今年1月に放送されたドラマ「女子的生活」(NHK総合)では、見た目は女性だが実は男性で、恋愛対象は女性というトランスジェンダーのヒロイン、みきを演じた。立て続けにLGBTの役を演じたわけだが、心がけたことがある。

 「単なる“色もの”にしないように、内面から役を作っていきました。LGBTの方々にいろいろとお話をうかがっていく中で、僕が役を通して表現することが、この方々の代弁になるのだと思い、間違った発信をしないように気を付けました」

 実際に演じてみて、気付いたことがある。

 「人はそれぞれなので、LGBTとか細分化して、特殊なものにするのはどうなんだろう? と思うようになりました。ただ、『それが、今の(世の中の)現実なんだな』とも感じました」

 話す一言、一言に、誠実さがにじみ出る。真面目な性格なのだ。

 11月3日から公開の主演映画「走れ!T校バスケット部」(古澤健監督)では、ガラリと変わって、バスケが大好きな高校生、田所陽一役を熱演している。

 「高校生は、自分の思うがままに進むことができていいですよね。また学生時代を過ごしたくなりました」

 実話に基づく、同名のベストセラー小説を映画化。連戦連敗だった高校の弱小バスケ部の成長を通して、高校生の悩み、友情、奇跡を描いた青春スポーツ映画だ。

 「バスケをしながらの演技は難しかったです。どこにボールが飛ぶのか分からなくて、いい意味でリアルなシーンになりました」

 陽一は、イジメられたことで転校し、挫折感を味わうが、彼自身は挫折を経験したことはあるのだろうか。

 「過去に嫌なこともありましたが、それを挫折だとは思いたくないんです。何らかの形で乗り越えられたとしても、逆に乗り越えられなかったとしても、それも1つの経験として、自分の糧に変えていきたい」

 苦境に負けずに、前向きに突き進んでいきたいタイプなのだろう。

 それでいえば、今年はかなり走り続けた。主演映画が2本公開され、ドラマにも6本出演し、オリコンの「2018上半期ブレイク俳優(男優)ランキング」で、首位に輝いた。

 「やってきた仕事を評価していただいたという部分ではうれしいのですが、個人としては、“ブレイク俳優”といわれることに対しては『まだまだ』だと思っています」

 今まで演じてきた役は、ホストやアイドル宇宙人など、変わった役も多く、“カメレオン俳優”と呼ばれている。とはいえ、まだ23歳。理解するのが難しい役もあるのでは?

 「100%分かって、役になりきるのは難しいこともあるので、“そういう人がいて、そういう気持ちになる”ということを受け止めます。自分の表現に嘘をつかないように心がけるのと同時に、監督さんの指示と折り合いを付けていくことも大切にしています」

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