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【ぴいぷる】坂口健太郎「『役に寄り添う』距離感がいい」 篠原涼子・西島秀俊と共演、「人魚の眠る家」16日公開 (1/2ページ)

 ■また、主役を

 モデルでデビューをした彼も、今はすっかり俳優として最前線を走っている。

 「俳優デビューしてからの4年間を振り返ってみると、結構、働いていたなって思います。でもやっているときって、そこまで忙しいという実感はなかったんです」

 今年は、ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たした。

 「撮影がすべて終わった後に、もう一度主役をやりたいと思うのか、やりたくないと思うのか、どっちかな、なんて思っていたのですが、実際にやってみたら面白くて、またやりたいと強く思いました」

 主役をやってみて、感じたことがある。

 「主演は責任がありますし、それだけ精神の強さが必要でした。でも今回は、キャスト、スタッフ、監督が盛り上げてくださって、恵まれた現場だったんです。だから、本当に主役というものが分かるのは、2度目をやってみて、かもしれませんね」

 最近は、この仕事の面白さが分かってきたという。

 「今までは、自分よりも役になり過ぎていたり、役よりも自分になりすぎていたりと、役と自分のバランスが良くなくて、まとまりきれていない感じがあったのですが、最近は『役に寄り添う』という距離感がいいのだと、自分の中で固まってきました」

 まさに今回は、役に寄り添っている。16日公開の映画「人魚の眠る家」(堤幸彦監督)で、研究員、星野祐也役を演じている。

 「難しかったですね。星野は純粋だからこそ、盲目的になって暴走してしまう、とても繊細な人でした。僕はどちらかというと客観視するタイプなので、彼の混乱していく様子についていけなくなりそうにもなりましたが、そういう彼の気持ちを解釈していくところに、演じる面白みを感じました」

 離婚寸前の夫婦(篠原涼子・西島秀俊)の愛する娘、瑞穂がプールで溺れ、脳死の可能性が高い意識不明に。彼らは星野(坂口)が開発を進める人工神経接続技術で、瑞穂の回復を夢見るが…。東野圭吾による同名小説が原作の禁断のヒューマンミステリーだ。

 「台本を読んだときに、いろいろな答えのある作品だと思いました。繊細で強い母親の作品でもあるし、愛のある話でもあるし、また、救いようのない現実を突き付けられた気持ちにもなる話だと」

 大切なわが子が脳死の可能性が高いとき、親はそれを「死」だと認識するのは簡単なことではないだろう。眠り続ける娘に注がれる思い、それは果たして愛なのか、欲望なのか。究極の問題を突きつける衝撃作だ。

 ■「3年後には大丈夫」

 前回の取材から2年10カ月ぶりとなるが、飛躍した今でも、親しみやすく、場になじむところは変わっていない。「わりと頑固だから、変わらないんですよね」と謙遜するが、それだけ自分を持っているということだろう。

 どんなときも平常心を保てるタイプに見えるが、どうしたらそうなれるのだろうか。

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