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【ぴいぷる】「豊かな国にいるのに心がすさんでいた…」“元祖・旅女”小林希 大事なものは旅が教えてくれた (1/2ページ)

 ■29歳で出版社退職 旅作家デビュー 

 肩にリュックを背負い、カメラを下げた姿が板につく。大きな瞳が印象的なこの美女は、年間を通じ、約150日間は旅に出ているという元祖・旅女(たびじょ)として注目の旅作家だ。

 主に島、猫、海外をテーマに執筆活動を続け、最新刊『週末海外 頑張る自分に、ご褒美旅を』(ワニブックス)など現在まで9冊出版する。

 秋の行楽シーズンまっただ中、旅を計画する人への助言を尋ねると、「することをいっぱい決めないことがコツです。スケジュールを詰め込みすぎると、できなかったときにネガティブな気持ちになりがち。例えば『紅葉は見よう』とか1つだけ決めて旅に出ると、心も軽く行けます」とキュートな笑顔を見せた。

 大学卒業後、出版社に勤務。29歳で退社後、『恋する旅女、世界をゆく』(2014年)で旅作家としてデビューした。同書の題名から元祖・旅女と言われるようになった。これまで日本の離島70島をめぐり、60カ国以上、旅をしている。

 いまでは「旅が日常」と言うが、その原点は中学1年にあった。小学校高学年でいじめに遭い、気持ちが沈んでいたときに、父親の赴任先であるフィリピンへ母と兄と一緒に訪れた。

 「(当時)私は豊かな国に住んでいるのに心がすさんでいた。フィリピンの人たちは決して豊かな生活ではないのに幸せそうで皆で助け合っている…衝撃を受けました。大事なものって何だろうって。もっと世界を知りたいと思ったし、生きる上での楽しみを見つけた旅になりました」

 旅女として開眼した瞬間だった。その後、大学時代に旅人生が加速する。写真部に入部し、国内や友人と中国やインドなどを回った。

 「インドは特に印象的でした。ガンジス川で火葬をしていて、その先で人々が沐浴(もくよく)したり洗濯したり。生と死の営みがこの川ですべて行われていた。刺激的でした。インドを経験すると、どこへでも旅ができる気がしました」と、精神的に成長したと振り返った。

 旅の終わりには思い出を1冊のスケッチブックにまとめていたそうで「チケットを貼ったり、日記や絵を描いたり、毎回完成させるのが楽しくて。本を作りたいって思いました」と無意識のうちに旅作家としての“芽”が出ていたようだ。

 ■困ったときはおばちゃんにヘルプ

 近年、女性の1人旅は増加傾向にある。彼女自身、本格的な1人旅は29歳からで、「海外で困ったときはおばちゃんを探します。強いし助けてくれる」と教えてくれた。

 旅を語る表情は生き生きと輝き、思わず「芸能界へスカウトされたでしょう?」と突っ込むと、「高校時代に何度かありましたが家が厳しかったし、私も人前に出るのが苦手でやりたいと思わなかった」と明かす。結婚観については「何歳までにとも思わないし、流れに身を任せてという感じです」といい、好きなタイプは「旅好きな人」と即答した。

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