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【ぴいぷる】長澤まさみ「今の自分は『いい作品を作りたい』という思いが強い」 思い描く理想の夫婦は「うーん…」 (1/2ページ)

 「出会いの運に恵まれていると思っているんです」

 押しも押されもせぬ人気女優が、こう話した。さまざまな作品、そして監督や演出家たちとの出会いによって、今の自分があるのだと。

 スター女優の登竜門「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞したのが18年前。輝くティアラを手にしたプリンセスは、テレビドラマや映画への出演を重ね、多種多彩な表情を見せる役者へと変貌を遂げる。

 「何も分からない状態だったあの頃と今の自分を比べると、『いい作品を作りたい』という思いが強くなってきている気がします。いいものを作るんだという明確な目的があれば、思いっきりできますからね」

 見る者を魅了するその思いっきりぶりは、昨年1月から2月にかけて全国6都市で上演された主演舞台「キャバレー」(松尾スズキ演出)でも証明済みだ。初ミュージカルながら名曲「メイビー・ディス・タイム」や主題歌「キャバレー」を堂々と歌い上げて主人公の歌姫、サリーを演じきり、反響を呼んだ。

 「あの作品はずっとお世話になっていた方が、『まさみちゃんはきっとサリーが似合うよ』と言ってくださったからできたんです。とてもいい出会いでした」

 東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で上演中の「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3」(いのうえひでのり演出)でも、大胆な演技を惜しげもなく披露している。“ミュージカル界のプリンス”こと俳優の浦井健治が演じる主人公、ランダムスターの妻役だ。

 「浦井さんは歌声もきれいだし優しいイメージで、私はいかにも気の強そうな感じで、男性にとっては強さと怖さがある。夫婦役として、とてもいいパワーバランスになっていると思います」

 宮藤官九郎が脚本を手がけ、シェークスピアの戯曲「マクベス」をアレンジ。劇場は、円形で360度回転する客席をステージがぐるりと囲むという仕組みになっており、「テーマパークに行くような感覚で楽しんでもらえたらうれしいです」。

 ステージ上では痛快なまでの悪女オーラを放つ。胸元の開いた黒いセクシー衣装で、ロックバンドの生演奏をバックに熱唱。夫に「王座を奪え」とたきつけるその存在感は、演劇界を牽引(けんいん)する浦井をして「鬼嫁っぷりがすごい」と言わしめるほどだ。

 しかし素顔はいたって自然体で、「ご自身が思い描く理想の夫婦とは?」と聞くと「う~ん、結婚していないからなぁ…」と困った表情を浮かべた。

 「分からないですけど、やっぱりお互いがお互いを思いやるってことなんじゃないでしょうか。ランダムスター夫妻も間違ったことをしているんですけど、家族のためにやっている部分もあるので。夫婦2人がお互いに尊重し合える。そんな関係がいいんじゃないのかな」

 公演は休憩を含めて約4時間。千秋楽は大みそかで、全60ステージに上る。

 「とにかく体力勝負で、これだけ長い公演は初めての経験。だからこそ、最後まで走り抜きたい。皆さんに『見にきてよかった』と思ってもらえるように」

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