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【ぴいぷる】孫悟空親子を演じて32年! “スーパー声優人”野沢雅子「128歳までやりたい」 (1/2ページ)

 ■性格や育ちを自分に取り込む

 1968年に「ゲゲゲの鬼太郎」で初主演し、それ以降、50年間連続して主役を演じてきた声優界のレジェンドだ。

 「声優は、役に命を入れる仕事なので、その役が隣にいるくらいの感じにしたいですね」

 そのバロメーターは子供からもらう手紙だ。

 「以前、自分が演じていた役宛てに、お子さんが手紙をくれて、彼の宝物だという牛乳瓶のふたとチラシを切り取った絵が入っていたんです。うれしかったですね」

 今もバリバリの現役。日頃、のどのケアはどうしているのだろうか。

 「毎日、お風呂場で、ぬるま湯のシャワーでのどをガーッと洗うのと、両手にぬるま湯をためて鼻から吸って、ペッと口から吐き出すくらいです」

 そんなレジェンドの代表作が、86年からテレビ放送された鳥山明原作のアニメ「ドラゴンボール」シリーズだ。32年間、主役の孫悟空を演じ続けているほか、その息子の孫悟飯、孫悟天の声も担当している。

 演じ分けには、単にテクニックを駆使するのではなく、「性格や育ちを自分に取り込むことで、自然としゃべり方にも違いが出てくる」のだと話す。

 「悟空は山の中で育った野性児ですし、悟飯は教育ママに育てられ、勉強をしてきた人だけど、(次男の)悟天は教育が緩やかになった分、ちょっとヤンチャな部分がありながらも、ある程度のしつけはされているので、悟空ほどフリーな感じではないんです」

 14日から、同シリーズの劇場版20作目となる記念作品「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」が公開される。

 宇宙にはまだ見たことのない強者がいると分かった悟空は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に見たことがないサイヤ人・ブロリーが現れる。3人のサイヤ人による壮絶な闘いが始まる。

 「闘うシーンでは、力が入るように片足を一歩引いて、全身を使って声を出しました」と、実際に立ちあがって再現する熱さ。体全体で演じるから、声に迫力が出るのだ。

 彼女のせりふには、きちんと役の感情が伝わってくる。その表現力は、3歳のときに映画デビューし、その後、舞台の経験を積んだことが生かされている。「声だけでやろうと思ったらダメですよね。気持ちが乗っていかないですしね」

 ■他の男性と仲良くするメーテル役にヤキモチ

 収録スタジオに一歩入ると、役に入り込む性格だという。アニメ「銀河鉄道999」で星野鉄郎役を演じたときは、メーテル役の池田昌子が他の男性と仲良く話しているとヤキモチを焼いた。

 「『なんだよ、メーテル。僕がいるのに』と思っちゃうんです。のちにそのことをメーテル(池田)に話したら、『え? 鉄郎ちゃんも? 私もそうだった』っておっしゃって。お互いになりきっちゃっていたんですよね」

 アニメ「怪物くん」では主人公を演じ、主題歌も担当した。だが実は歌は苦手だったという。

 「歌うのは嫌だったのですが、レコーディングのときに(作曲の小林)亜星先生がいらっしゃって、『いやぁ、いいよ。怪物くんが歌っているみたいだ』と一発でOKをくださいました」

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