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【ぴいぷる】加藤雅也はなぜ“カッコいい”のか 「好奇心」と「挑戦」が大切、過去は封印 (1/2ページ)

 年齢を重ね、ますます男の色気に磨きがかかっている。いくつになってもカッコよくいられる秘訣は「好奇心」だという。

 「人間って年をとればとるほど、どんどん賢くなってくる分、危なそうなことには手を出さなくなるし、失敗しなくなってきますが、それだと世界が狭くなってしまいますよね」

 ファッションでも好奇心と挑戦は大切だという。

 「今まで似合わなかった服が、年をとって髪の色が変わることで、似合うようになったりするんですよね。以前は似合わなかったピンクが似合ってくることもありますし。だから、過去にとらわれないことは大切です」

 今年、俳優デビューして30年になる。「売れることや賞をとること以上に、一生俳優でいられることのほうが大事だと言われてきた」と話す。

 厳しい芸能界で俳優業を続けることは、並大抵のことではない。俳優でいられるために心がけていることがあるという。

 「進化をすることと過去にこだわらないことですね。『俺は、昔は…』という自慢を言い出したら、終わり。これは、俳優に限らずの話ですが」

 そんな常に前を見てチャレンジし続けている彼が、今回、イラン人の女性監督、アイダ・パナハンデ氏による映画「二階堂家物語」に主演した(25日公開)。

 アイダ氏は、2015年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で「期待すべき新人賞」を受賞した若手監督。今作では奈良県天理市を舞台に、名家の跡継ぎ問題に頭を抱える3世代の家族たちの愛と葛藤を描いている。

 「家を残していかなくてはならない大切さはあると思いますが、時代に合っていなければ変えていかなくてはならない。でも、それだけでは済まない家庭もあるでしょうね。それは日本に限らずイランでも、多くの国でもある話でしょうね」

 この異国の女性監督は、映画作りに命をかけていたという。

 「それは、僕たちが『命がけでやります』というのとは次元が違って、現実的に彼女は、表現する内容によっては逮捕されたり、国外追放されたりするリスクを背負いながら作っているんです。ラブシーンでも『これを撮ることで、私は牢屋に入るかもしれない』とおっしゃっていました」

 それは確かに命がけだ。映画のセリフは日本語だが、監督とのやりとりは英語で、文化の違う監督の意向をくみ取りながら演じた。そんな難易度の高い撮影現場を乗り越えられたのは、1994年に渡米した経験が役立っていると言えるだろう。

 「アメリカでは、自分の文化や価値観を相手に主張ばかりしても受け入れてもらえないので、自分のほうが相手を受け入れるようにすることが、人間関係を構築する上で役立つことなのだと学びました」

 たとえ文化が違い、理解しきれない相手でも受け入れるという柔軟性は、役を演じるときも役立っている。

 「自分では『えー』と思うようなことでも、自分の価値観や経験で役を見ないようにしますね」

 30年間の俳優生活で転機となったのは、「初舞台に立ったとき」だ。

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