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【ぴいぷる】「待たせたな!」声優・神谷明、72歳“声高らかに”ヒーロー続投宣言! 20年ぶりに「冴羽りょう」が復活! (1/2ページ)

★「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」2月8日公開

 「待たせたな。俺を呼んだのは君だろ?」

 渋いバリトンの低音がずしりと胸に響く。この声を聞いたことがない、という人は、おそらくいない。

 1987年から99年までテレビ放送された人気アニメが20年ぶりに新作映画として蘇った。2月8日から全国一斉に封切られる「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」。

 誰もが聞き覚えのあるこの声の持ち主は、探偵やボディーガードを請け負う裏稼業の“凄腕スイーパー(始末屋)”、冴羽りょうを演じてきたベテラン声優。70年にデビュー以来、半世紀の間、第一線に立ち続ける日本声優界が誇る重鎮だ。

 「50年も続けられた声優は天職だと思います。もともとは俳優を目指していたのですが…」

 “20歳のままの冴羽りょうの爽やかな声でインタビューに答える。とても72歳とは思えない若々しく張りのある声で。

 「シティーハンター」を見たことがない。そんな人でも、「北斗の拳」のケンシロウや「キン肉マン」ことキン肉スグル、「名探偵コナン」の毛利小五郎、あるいは「うる星やつら」の面堂終太郎の声といえば、一度は耳にしたことがあるだろう。

 「声優になった頃、二枚目の声を演じたかったのですが、なかなかチャンスが来ませんでした」

 キン肉スグルは三枚目、面堂終太郎は二枚目半。

 ケンシロウ役に抜擢され、初めて二枚目主人公の役が来た、と喜んだ。

 「お前はもう死んでいる!」

 重低音の決めゼリフは一世を風靡した。一方で、戦うときの「アタタタタアーッ」と放つ高音の叫び声とのギャップに、多くの人々は驚き、その世界観に魅了された。

 「憧れの人気キャラクターの声ばかり任せてもらい、本当に幸運でした」

 この感謝の思いを何とか恩返しできないか、とずっと考えていたという。

 キン肉スグルに次いでケンシロウ、そして冴羽りょうを演じ終えたとき、「これでようやく皆さんへ恩返しできたのではないか、そう思えた」とふり返る。

 いずれも当時、発行部数で数百万部を誇った「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気漫画の主人公たちだった。

 無数の個性的な人気キャラクターの声を演じてきたが、その中で最も思い入れのあるキャラクターが冴羽りょうだと明かす。

 「集大成といっていい。クールな二枚目のケンシロウ、ズッコケキャラの三枚目のキン肉スグル…。これまで演じてきたキャラクターのすべての声、性格が凝縮されているのが冴羽りょうでした。実は冴羽りょうの声は私の地声です」

 個人事務所の名称は「有限会社 冴羽商事」。

 「シティーハンター」の原作者である漫画家、北条司に「冴羽商事の名を使ってもいいですか」と確認したら、「いいですよ」と了承を得た。

 「登記を済ませて報告したら、『本当に使ったの?』と北条先生は驚いていました」と笑った。

 20年ぶりの冴羽りょう。「20歳の声を、70歳を超えた今、きちんと発声できるだろうか」と迷いもあった。

 「発声のリハビリを何カ月もかけて行いました。長い声優人生で初めての経験です」と打ち明けた。

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