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【ぴいぷる】瑛太、監督の罵声に「うれしくて大笑い」 時代劇専門チャンネル開局20周年記念『闇の歯車』主演 (1/2ページ)

 時代劇専門チャンネル開局20周年記念「闇の歯車」(9日午後8時放映)に主演する。

 「撮影初日に、子供の背中を押すものの動かないというシーンがあったのですが、本番で子供が動いてしまった。そのとき山下智彦監督から『こらっ~、ボケ! 瑛太!』の罵声。これまで俳優として叱られることがなかったので、うれしくて大笑いしてしまいました。監督は現場のムードメーカー。気合の入った『スターツッ!』の掛け声は、刺激になりましたね」

 闇の世界で糧を得る主人公が、江戸・深川の行きつけの酒亭で謎の男から儲け話を持ちかけられ、浪人、若旦那ら5人で商家に押し込み強盗する…。藤沢周平の原作にしては珍しいハードボイルド時代劇だ。

 「台本作りに時間をかけて、主要メンバー5人がそれぞれどんな人間なのか、どんな背景を持つのかをきちんと描いています。その5人のバックボーンが見えてきたときに、突拍子もないことが起きます。そんなサスペンス・タッチの作品です」

 昨年、NHK大河ドラマ「西郷どん」で大久保利通役を好演。大久保の孤独感を体現するため、あえて出演者の憩いの場になっている前室に立ち寄らず、雑談もしなかった。1人で控室にこもって携帯ゲームをして、呼ばれた瞬間にスイッチを入れて、スタジオに向かった。今回は役作りのために何かした?

 「普段は仕事後に帰宅して父親という立場になってリセットし、また翌日、仕事場に向かってスイッチを入れますが、この作品は京都で撮影していたので、ホテルから撮影所に通う日々。ホテルでボーッとしたり、散歩に出たり。京都を歩くと、建造物や舞妓さんの姿など、時代を受け継いだ文化が感じられ、新鮮な気持ちになれました」

 京都・太秦の撮影所では、「カット!」の声がかかると、関西弁のボケやツッコミ、笑い声が飛び交う。

 「皆さん、ボキャブラリーが豊富で、話も面白い。京都の文化が染みついている職人気質のスタッフと一緒にやることで、俳優としてのモチベーションも高まります。映画作りは楽しいという原点を改めて感じさせてもらいました」

 共演は橋爪功、緒形直人、大地康雄、蓮佛美沙子、中村嘉葎雄ら。

 「橋爪さんとは初めて。役を演じているということすらもないぐらい、ニュートラルな状態で、僕も『力を抜いていいんだな』と思いました。1日の撮影が終わって、鏡の前にいる僕の肩を『お疲れ』ってポンと叩いてくれるのが、すごくうれしくて。粋な大阪のオヤジって感じでした」

 一昨年公開の映画「ミックス。」で新垣結衣と初めて共演したとき、最初が電車内の撮影で、2人っきりだったので、空き時間に「休みの日はどんな過ごし方をするの?」など質問攻めにして距離を縮めた。

 「今度も『どんなおうちに住んでいるんですか』とか、橋爪さんを質問攻めにしました。中村嘉葎雄さんともたくさんお話しさせていただいて。すごく幸せな時間でしたね」

 高校1年のときにサッカーで挫折して以降、いろいろなバイトをしたものの、長続きしなかった。しかし、役者の仕事は20年近くになる。

 「『継続は力なり』ですね。演じる役でいろんなものに出合えて、それにより価値観や考え方が変化していくというか。今年の暮れに37歳になります。36歳だとまだ30代という気がするんですが、37歳ってもう少しで40代のイメージ。最近、重いものを抱える役が多かったので、パッと明るく花開くような役もいいかなと思っているんですが」

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