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【ぴいぷる】伊藤蘭、「令和」は二刀流! いくつになっても“ランちゃん”は変わらず 41年ぶりコンサート&アルバムリリース (1/2ページ)

 インタビューの場で思わず、「ランちゃんとお呼びしてもいいですか」と尋ねたところ、「私はいいですよ! でもどうなんでしょう~、もうそんな年じゃないし」と見事な“微笑がえし”。

 そのとき、41年ぶりのコンサートを1カ月後に控えており、こんなことも言っていた。

 「どうなるでしょうねえ。41年ぶりということで大目に見てもらえれば。いろんな形で楽しんでもらって、お客さんが歌に集中できないようにしないと…って、ずるいですよね、ウフフ。私も60代になって悪くなりましたね」

 ところがどうして、2019年6月11日、TOKYO DOME CITY HALLで行われたソロコンサートでは、『春一番』などキャンディーズ時代の6曲を含む全17曲を披露し、キャンディーズのファンだったかつての若者たちの時間をしっかり巻き戻した。

 やはり、いくつになっても“ランちゃん”は、いつまでも“ランちゃん”なのだ。

 今年5月、伊藤蘭の個人名義では初のソロアルバム『My Bouquet(マイ・ブーケ)』をリリースした。これが何と41年ぶり。キャンディーズのラストアルバム『早春譜』(1978年)以来となる。

 まさにあの歌声が復活したわけだが、「それまでも、歌ってみればとは言われていたんです。でも、まだ先でもいいんじゃないって思ってたの。ただもう64歳だし、まだ元気なうちに挑戦してもいいかな、今がチャンスかなって、思ったの」とその理由を明かす。

 アルバムはタイトル通り、花束のようにカラフルで華やかだ。60代になってのアルバムとあって、シックなイメージで聴くと驚かされる。それでもどこかにキャンディーズっぽさも感じさせるサウンドがうれしい。

 「60代だからといって、人生をしみじみと振り返るような歌を歌わなくてもいいかなって思ったんです。どうせ歌うなら、楽しく、明るいほうがいいかなって」

 作詞も3曲担当した。キャンディーズ時代にも『つばさ』などで作詞経験はあるが、「役者という職業柄、言葉と向き合うことが多かったので、人に伝わる言葉ってどういうことかをずっと考えましたね。人生の経験も重ねてきましたし。あまり深い経験はないですけどね、エヘヘ」。

 41年ぶりのレコーディングは緊張したという。

 「テンポの速い曲は乗り遅れるなど、次々とほころびが出てくるのを感じながら歌ってましたよ。最初はね、こんなはずじゃなかったのになんて思ったりして。何かに追い詰められている気持ちになって、マイクの先には断崖絶壁が広がっているように思えたほど。昔の感覚がよみがえってくるまでには時間がかかりましたね」

 そう言ったかと思うと「ご存じの通り、もともと歌に長けているわけではないので…」「私の歌唱力はみんな周知していることなので…」とネガティブ発言を連発。記者が困惑した顔を見せると「ごめんなさいね、こんなこと言ったら、困っちゃいますよね、ウフフ」と明るく笑い飛ばす。

 それでも歌うことの意味を思い出したという。

 「歌って、夢や希望があったり、切なかったりと自分の心に重ねることができるのが楽しいんです。私の歌で、そんな雰囲気を少しでも味わってもらえればと思うようになりました」

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