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【ぴいぷる】「オーディションに受かってうれしいのは5秒だけ」女優、モデル…磨き続ける佐久間由衣 難役を巧みに…「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」ヒロインを熱演 (1/2ページ)

 「カツラを被って着物を着たら、はい、変身! こうやって気持ちを切り替えながら、江戸時代の、おゆうと現代の優佳を演じ分けていました」

 放送中の連続ドラマ「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」で、現代と江戸時代を行ったり来たりするヒロインを熱演する。期待の若手実力派女優は、快活な笑顔で役作りのヒントを教えてくれた。

 パワハラ上司の下、さえないOL生活を送る優佳は祖母から譲り受けた家の押し入れから江戸時代へタイムスリップ。“名探偵おゆう”となって現代の科学知識を駆使し、難事件を解決していくというストーリー。

 2002年に創設以来、「このミス」の名で親しまれる一般公募の文学賞「このミステリーがすごい!」大賞。同賞に輝いた歴代の人気作品などをドラマ化していくシリーズの第一弾で、その主演に大抜擢された。

 トップバッターだけに役作りにも気合が入ったという。「ショートヘアの優佳が、江戸時代にタイムスリップしたら、長い髪のカツラを付けておゆうに成りすます…という設定にしたら、どうでしょうか?」と自ら“変身”のアイデアを出し、演出家やプロデューサーたちを説得した。

 現代っ子のOLが、江戸では一転。長い黒髪が似合う知的な大人の女性へと変貌する。一人二役のような難役を別人のように巧みに演じ分ける。

 多才な女優のもう一つの顔は、ファッション誌「ヴォーグ ジャパン」のグラビアも飾った人気モデルとしての顔だ。

 18歳でファッション誌「ViVi」専属モデルの公開オーディションに出場、約4200人の中からグランプリに選ばれ、デビュー。その3年後、21歳のときにNHK連続テレビ小説の出演者を選ぶオーディションで約1300人の中から重要な役をつかみ取った。

 一昨年、大ヒットした国民的人気ドラマ「ひよっこ」だ。有村架純演じるヒロイン、みね子の幼馴染、時子を熱演、その高い演技力が絶賛された。

 「オーディション、常連の勝ち組ですね」と聞くと彼女はこう否定した。

 「私はこれまで何度もオーディションに落ち、悔しさを味わってきました。オーディションは勝ち負けではありません」

 人との競争ではなく、「ありのままの自分をさらけ出す」のがオーディションだと言い、結局は自分自分を磨き続けるしかないことを強調した。

 自分が落ちたオーディションの映画やドラマは必ず見る。「なぜ自分の演技はだめだったのかを確認するため」だと言う。

 女優業の魅力に開眼してからは趣味の読書と映画鑑賞の時間が、「演技の勉強のための時間に変わりました」と苦笑する。

 「小説を読んでいると、この登場人物は誰が演じたらいいかなど、つい配役のことを考え、映画を見ているとストーリーよりも、女優の演技が気になってしまう」

 「このミス」のドラマ化について聞くと、「第4弾の『連続殺人鬼カエル男』を、どう映像化するかに興味があります」と語り、活字と映像の猟奇事件の描き方の違いについて、読書家ならではの鋭い視点で分析した。

 好きな女優は仏の実力派ジュリエット・ビノシュ、韓国のスター、ソン・イェジン、ペ・ドゥナと国際派の名を挙げた。

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