zakzak

記事詳細

酷暑で思い出す… 秋田の“ズブ濡れ”夏の快楽

★其ノ弐百九拾四

 長かった梅雨が明けて、夏の厳しい暑さを日々感じています。

 外に出るたびに「うっ」とうめいて、歩くたびに「ひぃ」と悲鳴が上がり、足を止めるたびに「へぇ」とため息が出てしまう…。私にとっての夏は今のところそんな感じです。

 そんなしんどい気候の中でも、子供たちは元気そうにしているので、ついつい様子を見てしまいます。近所に公園があるのでよく通りかかるのですが、夏休み真っ盛りの現在は日中でも帽子をかぶった子供たちがキャッキャと遊具で遊んでいます。

 見守る親御さんたちは日陰でぐったりのご様子で、「お疲れさまです!!」と言いたくなりますが(言ったら不審者でしょうか)…。中でも公園に設置されている水道は大人気で、水分補給はもちろん、水風船の水を入れたり、水鉄砲の弾となったり、皆が水道の周囲にひしめき合い、それぞれの遊びを水で完成させるのでした。

 水遊びの楽しみというのは、この季節だからこそ強く実感できるのでしょう。中には頭から水をかぶって、親御さんにあきれられている子も。涼をとるためのアイデアとしては花丸でしょうけど、その後のことを考えると…、本当に「お疲れさまです!!」とお声がけしたくなります。

 私も小さい頃は秋田で祖母にビニールプールを用意してもらい、よく水浴びをしました。市営のプールに行くのも楽しみでしたが(泳げないけど子供用の浅いプールは好きでした)、家の前で水遊びするのは最高にテンションが上がる行為でした。

 途中、祖母がバケツに氷とキュウリやトマトなどの野菜を入れ、バケツごとプールに投入する「野菜乱入タイム」や、セミやカナブンが水中に入ってくる「昆虫水浴びショー(溺れているだけでしょうか)」も適宜開催され、1人でクスクス夏の珍事に浸っていたのでした。

 今でも許されるなら、ビニールプールに水を入れて、行水タイムを満喫したいものです。年齢で引っ掛かりそうですが。

 ふくらます手間や水道代、さらには敷地の問題と、ビニールプールというのは今思うと最高にぜいたくな夏の快楽だったのかもしれません。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。写真集『モナリザ-雫-』『モナリザ-結晶-』(いずれも講談社)が発売中。

 レギュラー番組は文化放送『大竹まことゴールデンラジオ!』水曜パートナー、テレビ埼玉『板尾壇(談)』、TBS『サンデージャポン』(隔週)、NHKラジオ第2『高校講座 保健体育』、文化放送『壇蜜の耳蜜』など多数。

関連ニュース

アクセスランキング