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米沢牛や地酒に舌鼓を打って次の店へ… 晩夏の米沢でエネルギーチャージ!

 若い頃はバリバリと仕事して夜通し飲んで遊んでも、次の日はスカッとスリープ状態からサクサク動けたのですが、50歳を過ぎるとスリープ状態からのサクサクが滞り、一度再起動してからの日常になります。だからこそオフの日は家でダラ~っとして自身のバッテリー(既に劣化!)をチャージすればいいものを、あの頃の若さをいまだ過信して遊びに出てしまうのです。

 先週末、そんなこんなで山形の米沢に遊びに行ってしまいました。

 米沢には仕事を通して知り合った友達がいます。ヒッチハイクの番組で大雪の米沢の路上で凍えている私を軽トラックに乗っけてくれて次の目的地まで連れて行ってくれた居酒屋のマスターです。当時の車中の会話で意気投合してから、東京と米沢を互いに行ったり来たりの付き合いになり、晩夏の米沢詣でとなったのです。

 米沢での宿は名湯、小野川温泉の宿です。

 温泉番組ではやたらと「源泉かけ流し」というフレーズが出てきますが、それは安いうたい文句であります。源泉を水で薄めたお湯が「かけ流し」といえるのでしょうか?

 プールのような巨大な浴槽に対し、供給する湧き出る湯量の比率が全く合っていないにも関わらず「源泉かけ流し」をうたう自称かけ流し温泉が、温泉大国の日本にどれほどあふれているのでしょう。まぁ、それぞれの事情もあるでしょうから、これ以上は突っ込みません。

 小野川温泉にて「リアル源泉かけ流し」の湯を堪能し、浴衣のまんま街に繰り出しました。友達は米沢で居酒屋さんを経営しています。この「居酒屋道場・壱歩(いっぽ)」さんは地産地消がモットーで、お店には老若男女が集まり活気にあふれています。そのスタイルは「米沢源泉かけ流し居酒屋」といってもいいでしょう。

 米沢牛や地酒に舌鼓を打って次の店に繰り出します。これまた米沢の友達のお母様がやっているスナック「まる~あい」です。店名の由来は「丸く愛してほしいから」。人間愛にあふれたスナックです。

 フラダンスにハマっている、とくこママの明るい人柄と常連さんたちの和気藹々(あいあい)ぶりは本当に店名に偽りなしなのです。

 店内には年代モノの、豊満な若き肉体をあらわにした妖艶(ようえん)な裸婦像が飾られています。その画を酔眼ながらもじっくり見てみます。「あれ? この女性ってもしかして…若い頃のママじゃないの?」と、やぼを承知で酔った勢いでママに聞いてしまいました。ママは「そうかもねぇ~」とケラケラ笑います。

 息子さんである友達に「これ、ママだよね?」と、これまたやぼの上塗りをすると「そうだと思うんですけど、誰が描いたか息子のオレでもわからないし、母ちゃんも教えてくれないんですよ!」とのこと。それ以上はやめにして「ママの源泉謎かけ流し」と酒を浴び、友とママと米沢の夜に酔ったのでした。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(火曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。

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