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70年代にジーンズに目をつけた先見の明! 業界を席巻するデニム生地メーカー「カイハラ」の全貌

★『カンブリア宮殿「ユニクロからハイブランドまで 業界を席巻する“カイハラ”の全貌」』(テレビ東京、19日午後10時)

 最近はジーンズといっても、さまざまな素材がある。昔は買いたてのジーパンは固くて、何度も履いて柔らかくしたり、一度洗濯したりと苦労したものだが、最近は何とも履きやすい。しかも安くなっている。

 番組では、そんなデニム生地メーカーに注目した。広島県福山市に拠点を置く「カイハラ」というメーカーだ。

 ユニクロだけでなく、リーバイスやエドウインなど国内外300超のブランドがカイハラの生地でジーンズを作っているというから、その信頼度たるや言うまでもない。国内シェアは50%以上だという。

 126年続く老舗企業だが、一番の強みは年間800種類の生地を開発するという開発力だ。最大の特徴は一貫生産、糸から生地まですべて自社で作っているという点。ここに、取引先が求める生地を自社で開発することの原動力が潜んでいるようだ。

 もともとは日本三大絣(かすり)のひとつである「備後絣」を作っていたカイハラ。ところが戦後日本が高度経済成長を迎えた1960年代後半になると、人々の生活の西洋化が進み、絣の需要は激減、経営は一転し火の車となった。

 70年代に入り、カイハラは世界中の若者に普及し始めたジーンズに目をつけ、デニムの糸の染色に乗り出した。当時、日本ではジーンズといえば、まだ眉をひそめる向きも多かった時代。そこに目を付けたのは、かなり先見の明だろう。

 転機は米国のリーバイス社がカイハラの生地に目をつけたこと。その後、ユニクロもカイハラの生地でジーンズを作り始め、2010年にはヒートテックジーンズを発売すると大ヒット。以来、カイハラはこれまでにないジーンズの生地を作り続けているという。

 何だか心して履かないといけないような気がしてきた。(F)

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