【エンタなう】綾野剛にもひるまない岸井ゆきのの怪演 映画「ホムンクルス」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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綾野剛にもひるまない岸井ゆきのの怪演 映画「ホムンクルス」

 変幻自在で、作品ごとに増す存在感。女優、岸井ゆきのから目が離せない。山本英夫による累計発行部数400万部超えのカルト漫画が原作のサイコミステリー映画『ホムンクルス』(清水崇監督)では、綾野剛演じる主人公を惑わす映画オリジナルのヒロイン“謎の女”として登場する。

 一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進(綾野)。記憶喪失ながらプラチナカードを持ち、社会から孤立する彼の目の前に、遊び人風の研修医・伊藤学(成田凌)が現れ、「頭蓋骨に穴を空けさせて欲しい」と唐突に申し出る。「生きる理由」を与えるという伊藤の口車に乗せられ、第六感が芽生えると言われるその手術「トレパネーション」を受けた名越。風俗店の女子高生や、ヤクザの組長の深層心理を見抜くようになるが、やがて“謎の女性”(岸井)の正体を知ったとき、名越は知りたくなかった運命を突きつけられる…。

 主演映画『愛がなんだ』では、ストーカーすれすれに男性へ一方的な愛を注ぐ女性を演じ、同性からも支持を集めた岸井。『ホムンクルス』では、仮面の下に潜む人間の本性をはぐようにクルクルと変わる表情が鮮烈で、綾野の熱演にひるむところがない。

 映像化不能-といわれた本作は、漫画連載開始から10年以上の時を経て、今年4月に劇場公開。現在Netflixで配信されており、コロナ巣ごもりの連休中にすっかり惹きこまれた。(中本裕己)

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