【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】おっぱいバレー(2009年) 「優勝したらおっぱい」設定は実話がヒント - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】おっぱいバレー(2009年) 「優勝したらおっぱい」設定は実話がヒント

 バレーボールといえば日本のお家芸だった。1964年の東京五輪では「東洋の魔女」が輝き、76年のモントリオール大会でも金。男子も72年のミュンヘン大会で金をとっている。しかしその後アメリカやロシア、ブラジルの後塵(こうじん)を拝している。

 映画『おっぱいバレー』は実話がヒントになっている。ラジオの構成作家だった水野宗徳が、番組の中でリスナーとの電話のやり取りから着想を得たフィクション。

 それは、とある中学のバレーボール部顧問をしている女性教師が「大会で優勝したらおっぱいを見せる」と約束したという話。これは面白いと水野は実際に学校を取材したという。動機は不純だが中学生の“性春”が楽しく描かれている。

 キャッチコピーは「見せられるわけ、ないじゃん!?」。

 時速60キロはAカップ、時速80キロはBカップ…と、風圧でおっぱいの感触を知ろうとして、坂道を猛スピードで下るシーンは笑える。

 当初は原作の静岡県三ケ日町(現浜松市)で撮影する予定だったが、設定の1970年代の雰囲気と違うということから監督が第2の候補地・北九州市に出向いた。地元の後押しもあってロケ地は北九州市、直方市に変更され、舞台も架空の市立戸畑第三中学校が誕生した。

 当時はすでに西鉄北九州線が廃止されていたため同じ規格である、筑豊電鉄の路面電車をわざわざ走らせた。撮影は北九州市八幡西区の萩原駅停前で行われた。

 先行上映会では 羽住英一郎監督が「見てしまえば、おっぱいバレーというタイトルすらかわいく見えてしまうような映画になっています」と売り込んでいた。

 主演の女性教師、寺嶋美香子を演じた綾瀬はるかはこの演技で第52回ブルーリボン賞の主演女優賞や第33回日本アカデミー賞の優秀女優賞などに輝いている。興行収入は約5億3000万円とスマッシュヒット。

 時代背景に合わせて、彼らが遊ぶ昔のゲーム「ウエスタンガン」や「スペースインベーダー」はタイトーが全面協力した。レトロなものは挿入歌にも表れている。『渚のシンドバット』『ルージュの伝言』『ウィスキー・コーク』『微笑がえし』『燃えろいい女』など歌だけでも楽しめる趣向だ。

 (望月苑巳)

 ■おっぱいバレー 2009年4月18日公開。羽住英一郎監督。脚本は岡田惠和。

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