【シネマパラダイス】常に心がザワザワ…誰もが巻き込まれ得る現代社会を照射 吉田恵輔オリジナル脚本・監督作「空白」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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常に心がザワザワ…誰もが巻き込まれ得る現代社会を照射 吉田恵輔オリジナル脚本・監督作「空白」

 『ヒメアノ~ル』『BLUE/ブルー』の吉田恵輔によるオリジナル脚本・監督作。娘を失ってモンスター化する父親に古田新太、その父親に責められるスーパーの店長に松坂桃李。共演に寺島しのぶ、田畑智子ほか。23日公開。1時間47分。

 中学生の花音(伊東蒼)はスーパーの店長・青柳に万引を疑われ、店を飛び出す。追い掛けた青柳の前で、花音は車にひかれて即死。シングルファーザーの添田は娘が万引をするはずがないと怒り狂い、青柳の後を執拗(しつよう)に付け回す。

 【ホンネ】モンスター父は異常に怖く、不埒な男かもしれぬ青柳もヤらしい。真偽が分からぬまま転がる展開がうまい! 常に心がザワザワ、目が離せない。事故の直接的加害者、担任教師、スーパー店員ら、周囲の人々の描写やその機微も心をくすぐる。誰もが巻き込まれ得る現代社会を照射。オチの付け方も見事! ★★★★(映画評論家・折田千鶴子) ★5つで満点、☆=星半分

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