【シネマパラダイス】社会福祉の実態や矛盾に切り込んだ社会派問題作 「護られなかった者たちへ」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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社会福祉の実態や矛盾に切り込んだ社会派問題作 「護られなかった者たちへ」

 東日本大震災に関係する連続殺人事件を扱った衝撃のヒューマン・ミステリー。震災から10年後の仙台。福祉関係者が全身を縛られたまま餓死させられるという連続殺人事件が起こる。

 刑事の苫篠(阿部寛)は、別の事件で服役し刑期を終えて出所したばかりの利根(佐藤健)を容疑者として割り出し追い詰める。しかし捜査が進むにつれて利根の過去にまつわる衝撃的な事実があぶり出されていく。共演は林遣都、清原果耶。原作は中山七里の同名小説。瀬々敬久監督。1日公開。上映時間2時間14分。

 【ホンネ】人と人とのつながり、絆を考えさせられる一方、生活保護など社会福祉の実態や矛盾に切り込んだ社会派問題作でもある。暗い過去のかげを持つ刑事と容疑者、阿部と佐藤の演技が重厚。佐藤の顔半分泥水中の絶叫シーンは迫真。 ★★★★ (映画評論家・山形淳二) ★5つで満点、☆=星半分

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