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【ぴいぷる】62歳の“新人”作家・鷹匠裕さん「『けしからん』という義憤が動機です」 (2/2ページ)

 雇用継続制度もあったが、すっぱり辞めた。安定した収入を捨てての挑戦に不安や後悔、誤算はなかったのか。

 「そもそも自分の持っている才能に対する誤算があって『書いたら出せるだろう』と思っていたわけで、賞に応募していた時期は、本屋さんにこんなにいっぱい本があるのに、誰か1人くらいは僕の本を出してくれないのかと思っていたくらい。生意気ですが、なかなか本が出せなかったのが誤算でした」と笑う。

 夢を追い、一歩踏み出せば世界は広がる。チャレンジに年齢という制限はない。その体現者である。 (ペン・高山和久 カメラ・松本健吾)

 ■鷹匠裕(たかじょう・ゆたか) 作家。1956年7月1日生まれ、62歳。兵庫県出身。東京大学文学部卒業後、大手広告代理店に入社。コピーライター、CMプロデューサー、デジタルプロデューサーなどを歴任。化粧品、自動車、住宅関係などを担当し、2016年に退社。12年「ファイター・ビズ」が第4回城山三郎経済小説大賞の最終候補。16年「オートマチック」で第2回藤本義一文学賞・特別賞。東大大学院情報学環教育部、群馬県立女子大学の非常勤講師も務める。

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