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【ぴいぷる】日本のサラリーマンをカッコ良くしたい! 肩こり・腰痛改善に「ゼロポジ座り」提唱 整形外科医・中村格子さん (1/2ページ)

 「いつでも、どこでも、誰でもできるというのが私の基本コンセプトです。エクササイズや運動は、その人の心に残ってどれぐらい継続できるかが大事なんです」

 第一線で活躍するスポーツ選手をサポートするかたわら、運動が苦手な人でも取り組める独自のエクササイズを提案してきた。

 シリーズ累計82万部を超える著書『大人のラジオ体操』(講談社)で知られる整形外科医が新たに、座り方改革を提唱している。

 題して「ゼロポジ座り」。ゼロポジは「ゼロポジション」の略で、「余計なストレスがゼロだけれど、バランス良く筋緊張が得られている状態です」と説明する。1月には、『医師が教えるゼロポジ座り』(同)を出した。

 座り方に注目したのは、腰痛や肩こりの症状を持つ人に共通する特徴があったからだ。

 「そういう方に『1日何時間座っていますか?』と聞くと、職場で8時間、9時間座っていて、職場環境や労働環境は変えられないという方が非常に多いんです。だったら、少し工夫して座り方を良くすることを教えてあげればいいと考えました」

 著書で詳しい方法を紹介しているゼロポジ座りのメリットとしては、肩こりや腰痛などの痛みがなくなり、姿勢保持が楽になることがあるという。「日本のサラリーマンを格好良くするために書きました」と語る。

 小学6年のころ、医師を志した。高校時代、中学の同級生の見舞いに訪れた病院で、スポーツ整形外科医の存在を知った。「スポーツ選手を相手にしているお医者さんが世の中にいるんだ」と驚き、あこがれを持った。

 目標をかなえ、2003年からはスピードスケート日本代表の国際大会に帯同。並行して、勤務する病院で一般の患者の診察・治療にあたっていて、気づいたことがあった。

 「私が今、スポーツ選手にやってあげていることを一般の人にちゃんと教えてあげれば、病気がうんと減るんじゃないか。それがスポーツドクターとしての本当の使命ではないか」

 レセプト(診療報酬明細書)の確認などを通じ、医療費が増大し続ける日本社会の実情を知った。「これから高齢社会を迎えて、超高齢社会になると、明らかに日本はダメになると危機感を覚えました」と振り返る。

 予防の重要性に気付きながらも、勤務医として多すぎる患者を担当し、1人当たりの診察時間は3分ほどしかない。50人ほどを集め、病院で腰痛予防教室を開いたりはしたが限界を感じていた。

 何とか、多くの人に予防法を伝えられないかと思っていたところ、「本を出しませんか」という誘いが出版社から寄せられた。そうして発売されたのが、最初の著書『女医が教えるマジカルエクササイズ』(すばる舎)だった。

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